承太郎の兄貴は弟の大学に行きたい


◇名前変換なし。4部といいつつ3部よりちょっと後くらい。


「よう、承太郎。最近忙しそうじゃあねぇか」

「…そういう兄貴は暇そうだな」

「ばっきゃろー、暇なわけあるか!」

「人を待ち伏せるなんざ暇人のすることだぜ」

「おいおい、疲れた弟に呼び出しをかけない兄心を察しろよな」

「はぁ…、そんなおありがてぇ配慮をしてくれるんなら用件をさっさと言ってくれ」

「フフフ…いいぜ、じゃあ本題だ。最近のお前がやけに忙しそうな理由。俺の本題はそこにある」

「…まさか」

「そう。お前の大学でやる研究発表会!しかもそれは一般公開されるッ!」

「チッ、勝手に調べやがったな…」

「いやいや、普通にHPに載ってるっつの」

「わざわざ大学のHPなんざ覗いてんなよ」

「おやおや?いいのかなァ承太郎、そんなこと言っちまって。…今のところ、このことを知っているのは俺だけなんだがな〜」

「あ?なにが言いてぇ…」

「お前にある未来。それは自由か死か、この兄かってことだよ」

「おい、死って言いやがったか」

「潔く俺を呼んでおけばこのことは少なくとも俺の口からは口外しない。が、そうでないなら俺は言いふらすぜ。大学での息子、孫の晴れ舞台。…下手したら家族大集合…なんてこと、ないと言い切れるかな?ああ、ちなみに死ってのはお前が死んじまうパターンだ」

「さらっと縁起でもねぇこと言いやがる」

「世の中何が起こるかわからんからな。一応未来の一部に入れておいたが、まぁ要はお前の選択肢は2つってことだ」

「…ひとつ解せねぇことがある」

「ん、なんだ?」

「あんたが言うとおり一般公開なんだ。そもそも俺が呼ぶ必要性はあるのか?」

「身内枠で行った方がいい席取りやすいし、俺の立場上マジに一般参加するとなると学校への根回しとかめんどくせーんだよ」

「最初っからそういうことを言え。回りくどい」

「だってお前普通に『呼んでくれ』つっても嫌がるだろ?!」

「…、」

「(認めやがった…!知ってたけども!)」



採用の時期でもあるし、行って損はねぇ!



企画にてご応募頂きました台詞を使わせて頂きました。




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