『すき』って10回言ってみて


▼ジョナサン・ジョースターの場合


「ダニーめ〜、お前はいつもジョナサンと一緒で羨ましいなぁ。うーっ、すきすきすきすきすきすきすきすきすき、すきだぁあ!ダニ〜!うりゃうりゃ!よーしよしよしよし!」

「…あ、」

「あ…」

「ご、ごめんよなまえ、邪魔してしまって…。そろそろダニーの散歩の時間だったから…よかったらなまえも一緒に行くかい?」

「…い、いく」


◆誤解があるようだがしかし行く以外の選択肢なし。



▼ディオ・ブランドーの場合


「あ゛―、レポートがまったくといっていい程はかどらない。首席のディオさんはいかがですかァ?さっきからキーボードの音が軽快でいらっしゃるようですが」

「キミは事実しか口にしていないというのにこうも腹立たしい気分になるのが不思議だ。一種の才能だな」

「才能なら法律関係の文章をスムーズに飲み込める才能が欲しかった。どうして法律ってやつはこうも回りくどい言い方ばかりするんだろうね?」

「そりゃあ極力粗をなくすためだろうさ。…というか、そんな感じでよく今までこの学科でやってこれたものだ」

「友情!努力!勝利!」

「今まさに敗北しそうじゃあないか。レポートに」

「ダメなんだよ…。一回集中力切れるとさぁ、長ったらしい文章は頭に入ってこないし書き出せもしなくなる」

「そうか。なら外の空気でも吸ってくるといい。ぼくの邪魔をするな」

「よし、ゲームしよう。『すき』って10回言うやつ。言って、ディオ」

「言わん。勝手にやっていろ」

「ディーオー!ディオが言ってくれないならわたしはディオを10回連呼するよ!」

「どういう脅迫だ。…ほら、これで解放しろ」

「え、なに…意外ッ!それはワード文章ッ!す、すきがびっちり一面に…つか、ただのコピペじゃん!」


◆断固として言ってくれない。




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