これは魔法に憧れるわたしが仗助くんと平凡を楽しむための第一歩だ


「…憧れるなぁ」

「え、何がっスかぁ?」

「んー、夢と魔法のファンタジー」

「あぁ、なまえ先輩って好きっスよね、そーいうマンガ。っつーかずっと読んでたんスか」

「いや、人の家に来てからずっとゲームしてる仗助くんに言われたくないよね。えいっ」

「わ、ちょっと!背中つつかないでくださいよ!くすぐってぇ…っ!」

「え〜、じゃあもっと痛くした方がいい?」

「なんでそうなるんス…か、あああ!ミスった!…くっそー、ここでゲームオーバーかよぉ〜」

「あらら、残念でした。…え、ちょっと、なんですか仗助くん、その目は。わ、わたしそこまでの妨害はしてない、よね?」

「急にああいうのはびっくりするんで、先輩のせいっスよ」

「えぇ〜…わかった、ごめんって。あ、ほら、飲み物のおかわり持って来るからさ、休憩にしよ!」

「…、」

「そうだ、朋子さんが持ってきてくれたお菓子!お母さんから取り分もらってるし、それも持って来るよ。ねっ!」

「…別に、そんな怒ってるわけじゃねーけどよぉ。ただ、」

「ん?」

「あー…、今日ずっと読んでたマンガって、それっスか」

「え?うん、そうだよ。…興味あるなら貸そっか?」

「興味っつーか…なんで先輩はこういうのに憧れてんのかなって」

「なんでって…そりゃあこの世界とは全然違う、魔法に満ちた異世界ってのに魅力を感じるからでしょ。色んな魔法があってさ、毎日が冒険で、退屈なんかしてる暇もないんだよ、きっと」

「ふーん…」

「聞いといてその反応の薄さはどうかと思うよ、仗助くん」

「…先輩はそんなに退屈なんスか」

「え…いや、」

「おれは、先輩といるの…好きなんスけど」

「そ、それはまぁ、結構長い付き合いだしね。親同士仲いいし…」

「…なまえ先輩、おれたちもう高校生っスよ」

「?そうだね、あっという間」

「……ハァ〜〜〜…」

「なに、そのめちゃめちゃ深い溜息?!」

「…よし、先輩。一緒にゲームやりましょ」

「ゲーム?わたしも?」

「そ。魔法なんかなくたって、おれらの世界はおもしれーんだってこと、教えてやりますよ!」

「…ふはっ!仗助くん、その台詞すごく主人公っぽい!なんかずるいなぁ」

「なにがずるいんスか。ほら、隣座ってくださいよ」

「はーい」


end


合間様、この度は10,000Hit企画にてリクエストを頂き、ありがとうございました!
このお話を短くしてください』とのリクエストでした。

…何を言っているのかわからないという方が多く…というか、ほとんどかと思いますので、この経緯をざっくりまとめてみました。
どういうことだってばよ!と思った方は以下実録をどうぞ。


☆合間様代理:由花子さん、ゆうや代理:康一くん

〜…フリーリクエスト企画始動の少し前(Skype通話にて)…〜

「…というわけで、もうすぐ10,000Hitを迎えられそうなんだよ!いやぁ、嬉しいなぁ」

「素晴らしいわ!それじゃああたしも何かこしらえようかしら」

「え?いやいや、僕が企画をやるから、由花子さんは是非気軽にリクエストしてみてよ!」

「いいえ、単にリクエストするだけなんて勿体ないわ!あたしのお祝いの気持ちと康一くんへのリクエスト。両方兼ね備えたものがいいと思うの」

「えぇ、どうしてリクエストする側が先に一苦労する予定なのか…」

「折角の機会ですもの。滅多にできないことをしましょう」

「わかった!じゃあ楽しみにしてるね!」


ー…という流れがありまして。
リクエストするための作品を書いていただくという前代未聞の試みをしていただきました!
正直楽しかった!是非合間様宅の素敵な問題文本文もお読みになってください!

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。




- 76/76 -

前ページ/次ページ


一覧へ

トップページへ