memo

さらにつぶやき



2023/06/17

好きな人の前とか、付き合った人の前とかで猫を被りすぎて時間が経つに連れ、本性バレたり偽ることに疲れて好きが冷めちゃう女の子。友達以上に思っていない孤爪には素で接せられるから一緒にいて楽だし、意外と聞き上手でこっちを励ます嘘を吐かないから恋愛相談含め色々話しちゃう。

他校の彼氏と一緒に帰ってる時たまたま孤爪と同じ車両になり、こっちを一瞥するも特に表情変えず他人のフリをされ、その彼ともやっぱり上手くいかなくて数ヶ月別れた報告したら、「あの電車一緒になった人」ってゲームしながら呟かれる。

この先本性さらけ出した自分を好きになってくれる人いないんじゃないか、そもそも私が本性さらけ出せる人いるのかって不安になりながら「もう猫被るのやめようかな、でも好きになってもらえるか微妙だしその前に私が猫被らないの出来ないんだよねぇぇ……」って項垂れるように孤爪の机に伏せれば、器用にゲーム操作してた手を止めてこっちをじーっと見つめられる。

不思議に思い、どうしたの?と素直に聞いたら「おれ、猫被ってないミョウジ好きだよ」と言われ、更に角度を増して首を傾げれば、ふっと小さく笑われ、こっちの心境お構い無しに向こうはゲームを再開するから大声で驚くことしか出来ない。
「それってどういう意味?付き合えるって意味?」「そう」その返しに、数秒考えてから「付き合う?」と聞けば「付き合おうか」と下を向いていた顔を上げ、こっちを見ながら答えてくれる。
でも最後に「たまには、おれにも猫被ってね」と楽しそうに言われた。その心は「面白いから」だそう。

孤爪研磨