memo

さらにつぶやき



2023/08/13

色々あってみんなでかくれんぼすることになった音駒バレー部。黒尾研磨の幼なじみであり、二年マネージャーの女の子が隠れようとしたところに黒尾とばったり遭遇する。

「え、お前もここ?」「うん。……え?クロこそここに隠れるの?無理じゃん」隠れようとしたところは倉庫の跳び箱の中。ムリムリって爆笑すれば「無理じゃありません〜〜!俺だってキュッて小さくなったら余裕で入れますぅ〜〜!」って実際にその場でキュッて小さくなる幼なじみに爆笑した時、外から人が来る気配がして「やべっ」「クロ早くして!来ちゃう!」「は?ここに二人は無理だって」「いいから早く!」て無理やりクロを押し入れて自分もその中に入り、最後に跳び箱の最上段で蓋をして身を潜めた。

可哀想なくらいキツそうに体を折り曲げる幼なじみの上に乗らないよう必死になっていれば腰に腕回されて焦る。
「いや、むりっ。全体重預けちゃうから。流石にクロ息できなくなるから」って小声で話すも「いーから」って窮屈そうに腰に回した手を今度は私の後頭部に添えてクロの肩らへんに引き寄せられるから大人しく全体重を相手に預けることにした。

「うっ、せま」と言った後、研磨だったらもっと余裕あったかもしれないと、もう一人の幼なじみが一瞬だけ脳裏に過ぎると、それを察知したのか「研磨じゃなくてすみませんね」って苦笑気味に言われちゃうんだけど、スペース的には研磨と一緒だったら楽だったかもしれない、でも狭くても体がきつくてもくっつきたいのはこっちの幼なじみなんだよなぁと考えながら、今の関係を崩したくないと頭では分かっているのに普段より近くに感じる好きな人の体温に溶かされて「研磨だったらこんな狭くないだろうし、暑くもなさそう」「おい」「でもくっつきたいのはクロとがいい」と服をぎゅっと握りながらそう言ってしまう。
すると、向こうは数秒黙り込んだ後「ソウデスカ」と片言で返事をしてきた。

そして、すぐに鬼が倉庫に入ってきて、いないと出ていく間。今までにない変な空気が流れ、自身の発言に後悔するも鬼がいなくなって隠れる場所を変えようと跳び箱の蓋を開けた時、下から長い腕が伸びてきて、グイッと顔を引き寄せらたと思えば「さっきのどういう意味」って逃がさないと言っているような真剣な眼差しでクロに見つめられてやっぱり言わなければ良かったと後悔した。

黒尾鉄朗