2023/08/13
もう寝るぞって言う時に夏によく出るアレが洗面所いて悲鳴をあげる彼女にもう寝たい眠気ピークの研磨が肩を上げて驚く。最悪……って心の中で呟き、殺さないと大変なことになる彼女のためにスプレー持って洗面所に向かうんだけど、仕留めるのに手こずる場所にいて逃してしまう。
まだ歯磨きをしていないから洗面所には歯ブラシを取りに行く、うがいをする、の二つをしなきゃいけなくて絶望するも、歯磨き粉をつけた歯ブラシを研磨が持ってきてくれたから残るミッションは一つだけになる。
眠そうに隣に座る研磨に寝室に行かないのかなって思って声をかけたら「うがいしに行くでしょ、待ってる」って一緒に付いて来てくれることに驚きながら必死に手を動かして一緒にうがいしに行くんだけど、ずっと近くにいてくれて洗面所の鏡に映る眠たそうな研磨に罪悪感を覚えるも護衛みたいだと面白くなっちゃう。
「ついでにトイレも付き合ってくれる?」「やだよ」そっちには出ないでしょ、と断られるも、腕をガシッと掴んで歩いているから振りほどかない研磨は結局トイレまで付き添ってくれて、無事アレとは遭遇せず眠ることが出来た。
アレを退治するより彼女の悲鳴の方がうるさくて嫌な研磨は、アレの存在に気付くのも速いし、仕留めるのも速くなる。アレに気付き素早く動き出した時、彼女もアレがいると感じてすぐ目を閉じてその場にうずくまるし、仕留める前に「目つぶって」って先に声をかける研磨の徹底さ。
初めてその光景を見た黒尾は驚きを隠せなかったという。「研磨があんなに素早く動くとは……」
孤爪研磨