memo

さらにつぶやき



2023/11/11

強風大雨の中、傘を差しながら必死に学校へ向かっていると、目の前を歩いていた朝練終わりと思われる孤爪くんの傘がひっくり返ったから、あまり話したことがないけどクラスメイトだし、濡れるのは可哀想だからって昇降口まで走る訳でもなく背中を丸めダルそうにのんびり歩く孤爪くんの元へ駆け寄り、自分の傘を半分貸す。
だけど、驚いてこっちを見た孤爪くんに「……大丈夫、ありがとう」って死んだ目をしながら持ち手を押し返され突き放されてしまう。

「風邪引いちゃうよ」「もう濡れてるし、いいや」って。あまりしつこくするのは嫌かなって思うも、すぐ目の前に見える屋根ある所には走って行くことは簡単だけど出来なくて、ちょっとだけ孤爪くんの方に寄って傘を傾けながら一緒に歩くことにしてたら、さっきより歩くスピード速くしてくれて、こういうことするんだって意外って思っちゃう。

ここ最近天気が悪くて、数日後も同じように荒れた天気で、今度は自分が傘壊れる。雨に濡れるって走ろうとしたら後ろから傘を差し出され、振り返ったらそこには孤爪くんがいて。全部こっちに差し出してくるから本人はずぶ濡れ。慌てて孤爪くんの手がある傘の持ち手付近を握って返そうとするんだけど、力が強くて押し返せない。こんな力あるんだって関心してたら、向こうが「早く行こう」って制服の袖軽く引っ張っきて走ってくれるの意外すぎて危うく惚れかけた。

孤爪研磨