memo

さらにつぶやき



2024/01/05

有名人だからとかではなく、ただ顔とか雰囲気、声、歩き方、全てがドストライクで一目惚れした研磨の一つ下の学年の女の子。

出会いは大学でたまたま見かけただけなんだけど、好きになってしまいどうにかして話したい、仲良くなりたいって二年くらいかけて家に行く仲になった。でも付き合ってはいない。最初から好意があると伝えてから関わるようになったし、承知の上で一緒にいる研磨なんだけど、初めて会った時に「一目惚れしました!好きです!仲良くなりたいです!」しか言われていなくて、付き合うとかは言われていないから、関係がなかなか進展しない。
家にあげるくらいだから、研磨の中でも嫌いではない類で、もはや可愛いとかいいなって思っちゃう時もあるのに、自分から今の関係を崩すようなことが言えず、逆に女の子に対してなんで言ってこないのってモヤモヤする。

大学で他の男に言い寄られた現場を見た後に家に来た時はボソッと「おれのこと好きなんじゃないの」って子供じみた余裕ないこと言っちゃうんだけど返ってくるのは「好きですよ!」って素直な返事だけ。「彼氏でもなんでもない男の家にこうやって上がるのよくないと思う」って自分から招き入れているのに、家に来る?なんて誘ってたりもするくせにそんなこと言っちゃう面倒臭さ。
いつになっても向こうは何も言ってこないし、別に彼氏彼女って肩書きがなくてもいいって思うんだけど、やっぱり女の子が他の男に言い寄られてたりするのを見ると自分が彼氏って名前のある立場でいたら都合が良いかなって考えて、「付き合う?」と口にするんだけど、「え?誰と誰がですか?」って言われ眉を思いっきり寄せながらも自分と女の子の名前をあげる。それにきょとんとした女の子が「え〜付き合わないですよ〜!私は研磨さんの着用済みのパーカーとか貰えればそれで満足です」って研磨が付き合うことに興味がないって思ってて、今一緒にいれるこの現状で満足してるからこそそういう発言をしちゃったら、プツンと何かがキレた研磨がヅカヅカ音を立ててコタツに寝転がりながらスマホを見つめている女の子の前まで来てしゃがみ込み、「おれと付き合わなかったらもう家入れないし、パーカーもあげない」って片手で両頬包み、無理やり顔を上げながら言われてしまえば、女の子は頷くしかない。

「研磨さん、私のこと好きなんですか?」「好きじゃなかったら家になんてあげない」「研磨さんが私の彼氏になってくれるってことですか?」「そう言ってんじゃん」って返すと、幸せそうに顔を綻ばせるから、やっぱりこの子のことが好きなんだって実感し、苦虫を噛み潰したよう表情になる研磨。

孤爪研磨