memo

さらにつぶやき



2024/01/08

角名倫太郎と成人式。

綺麗にメイク、着付けてもらって自分の人生で最大級にイケてる気がするって今から戦いにいくのかってくらいの気持ちで成人式の会場に向かうんだけど、高校卒業した頃からずっと成人式では角名に会えるって、あと二年、あと一年、あと半年、あと一ヶ月、あと一日って思いながら過ごしていた未だ中学時代付き合ってた元カレの角名に未練タラタラな女の子。
別れた理由は遠距離になって自然消滅に似た別れ方をしたから、自分の中ではモヤモヤしてるし、まだ好きかもだし、角名以外とも付き合ったりもしたけど超える人はいなくて長続きもしない。
無理だろうけど、もう一回好きになってもらうぞ!の勢いでいざと到着したら、本人はいなくて。夜の飲みも来れないって当時角名と同じ部活の人達が話しているのも聞いて、かなり落ち込むんだけど、もうこれで吹っ切れる!逆に会ったらもう一回好きになっちゃうし……って思って、でも式が終わってもぎりぎりまでその場に残って友達みんないなくなってもちょっとだけ居座ったりして。二次会もあるし本当に残ってる人ほぼいないし、最後になっちゃうって思い、諦めて帰ろうとした時「あ、いた」って中学の頃より低くなった落ち着いた声が耳に届いて体が固まる。口を開けたまま間抜け面で振り返るとそこには角名がいて、なんでいんの?って聞く前に向こうが「なにその顔」ってちょっとバカにしたように笑ってくるから、ムキになって「もう式終わっちゃってるけど!?」って声荒らげちゃうとケラケラ笑われる。
久しぶりに会えて、何話せばいいか分からなくなって、でも沈黙は嫌だから、「あっちに仲いい子達いたよ」まだいると思うけどって、顔ずっと見てたら好きになっちゃいそうだったから、指差しながら角名を視界に入れないようにしてたんだけど、無理やりひょいって目の前に好きな顔が現れてギョッと驚けば、じーっと見つめられ「アイツらには会ってきた」って言われるから、眉間にシワが寄る。じゃあなにをしに?って顔に出てしまうと、それを読み取ったのか「ナマエの連絡先教えてもらいに」ってスマホを出してくるから、そんなの今回の集まりのために作られたグループLINEから追加すればよくない?って思いつつも大人しく交換する。
それからすぐに予定がある角名と少し会話をしてさよならする。「夜行くの?」「うん」「じゃあ、今度俺とも飲み行こ」って最後に言われるの。

連絡先を交換してから、毎日やりとりはするけど、わかりやすいことは言われない、わかりやすい態度もないしでずっとモヤモヤするし、もう好きになっちゃった自分が嫌になるし、思わせぶりな態度取られてるような気がするし、自惚れちゃうしで翻弄されまくる。でも割とすぐにちゃんと告白してくれる。

角名倫太郎