2025/10/08
あと少しで目的地到着というところで眠ってしまった彼女。エンジンを止めてもスヤスヤ眠る彼女を見て起こすのを躊躇い、少しならいいかと寝顔を眺めることに。
かなり熟睡しているせいか首が変な方向に曲がっていたから、それだけ直そうと両サイドから頭を掴んで正しい位置に直すが、起きる気配はない。
無防備に寝ている姿に数ヶ月前、A組の飲み会で平和ボケと言った自分の発言が脳裏を過ぎる。平和すぎる彼女の寝顔にこのまま寝かせても良いかもしれないと思うも、予約時間に近づいてきた。
鼻をつまんで起こそうかと考えたが、朝時間をかけて化粧をしているのを知っているため気が引けるし、髪も同様、時間をかけて綺麗にセットしていた。普通に肩を揺らして起こそうとした時、彼女の瞼が開き虚ろな目がこちらに向いた。寝ぼけている。「うわあ、かつきだぁ〜……すきぃ」と力無く幸せそうに笑うその顔にプツッと何かが外れ、さっきまでの気遣いはどこに行ったのか、両頬掴んで押し付けるようなキスをした。効果音を付けるなら、ぶちゅーだろう。
「……っハ!?なに!?着いた!?寝てたごめん!なに?!」「寝てるテメェが悪い」「勝己、口にリップついちゃってるよ」「……チッ」「舌打ち!?野獣に襲われたのかと思った」「誰が野獣だコラ」表には出さないものの思考に反した行動をしてしまった自分と彼女の可愛さに動揺していたらすごく良い。
爆豪勝己