memo

さらにつぶやき



2025/10/14

ようやく最近、名字呼びから名前呼びが出来るようになった彼女と何回も自分の名前を呼んでもらいたい勝己くん。
どうにかして2、3回は呼ばせようとする向こうの策略にハマってしまうんだけど頭の回転の速さに勝てるわけもなく。名前を呼ぶとこっちを向いてくれるものの無言でじぃっと見つめるからその圧に負けてもう一回呼んでしまったり、「勝己くん、明日って空いてる?」「あ?聞こえんかった」「?明日って」「その前」などのやりとりで言わされたり、恥ずかしくて呼ぶのを避けて声をかけると「誰に聞いてんの」って意地悪く言うくせに口調は優しくなったり、話しかけるために呼ぶと「ん?」って甘い雰囲気出してくる時もあるし、逆に素直に「もう一回」って言ってくる時もあれば「恥ずかしい!もう呼ばない!呼べない!呼びたくない!」「呼べや!」と言い合いになる時もある。
名前で呼ぶと勝己くんは嬉しそうで幸せそうな顔をするからいつまで経っても慣れないし、彼に対しての好きが止まらなくなるから簡単には呼べないのに、一回呼べば何回も呼ばされる。
こうなったら私だって考えがあると、いつもの流れになった時「聞こえなかった」に「かっちゃん」と返してみたら怖い顔してフリーズされ、これはもしかしてガチギレされるかも、と焦っていると聞こえてきたのは唸り声のようなもの。「ゥグッ……」って初めて聞く声と、キレているのか引いているのか分からない反応に困惑しつつ、怒ってはこなかったため安堵の息を吐いてから数日後。
緑谷くんとたまたま会ったから、未だ謎現象だったあの時のことを聞いてみれば苦笑いされ言葉を濁される。そして控えめに開いた口から出てきた言葉は「多分照れてたんじゃないかな。それに、その呼ばれ方してまさかかっちゃん自身照れると思ってなかっただろうから混乱したんだと思う」と言われて、ポカンとしてしまう。
あとからこの事を本人に確認されば「ンで分かんだよッッ!」と緑谷くんに向けての言葉を吐き捨てた勝己くんの体には鳥肌が立っていた。

爆豪勝己