memo

さらにつぶやき



2025/10/19

「かっちゃん」「やめろ」幼馴染の私がかっちゃん呼びすると怒られる。
出久呼んでるじゃん〜私が呼んだらダメなのなんで〜同じ幼馴染なのに〜って怒られる度、口を尖らせて拗ねるように訴える。最近は上鳴や瀬呂も呼んだりするじゃんかって。それには怒ったりしてないじゃんって気付き、同じように口を尖らせ思ったまま言葉にしたら面倒臭そうにため息吐いた勝己が近寄ってきて、共有スペースのソファに浅く座っている私の前で立ち止まるから影が作られる。顔を上げたことにより頭は背もたれの上に乗った。
「怒った?」「怒ってねェ」「かっちゃんってもう呼ばないよ〜ごめん」って本当に怒ってない勝己に謝罪をすれば返ってきたのは意外な言葉。「てめェは幼馴染じゃねぇだろ」「え?幼馴染だよ?」「……彼女」と言われて顔が段々ニヤけてしまう。ある事に気付いたからだ。
「かっちゃんって呼ばれると彼女ってより幼馴染になっちゃうから嫌だったの〜?でも小さい頃から呼ぶと怒ってた……え、あ!あの時から私のことをッ」勝己って呼ばれた方が確かに彼氏っぽさはあるけど……などニヤニヤしながら口に手を添えて考えたことを声に出すと、さっきまで怒ってない発言してた人とは思えない程、顔がやばいことになってる勝己に気にせず、今は揶揄える時だ!と嬉々としてベラベラ話していたら、片手で思いきり両頬を掴まれ乱暴に唇同士を合わせてきた。
「いたっ!?」頬も口も痛いと、こっちを見下ろす幼馴染であり彼氏でもある男を睨めば、「ハッ」と笑みだけを吐き捨て自室に戻ろうとするから文句を言いに追いかけようとした時、背後から悲鳴が聞こえ冷や汗が流れる。ゆっくり振り向くとそこには恋愛話が好きそうなクラスメイトが数人。私達が付き合ってることは誰にも言っていない。あの男、確信犯だ(もちろんもう一人の幼馴染は気付いてる)

爆豪勝己