memo

さらにつぶやき



2022/03/16

卒業式。片想いの相手、北信介くんの第二ボタンが欲しくてダメ元で聞いてみたら、弟にお下がりであげるから渡せないと言われる。北くんらしい返答につい笑みを溢し、想いは告げないまま去ろうとしたけど、ポケットからスッとこちらに何かを差し出すから首を傾げ、手のひらに目を向けると、そこには小さな袋に綺麗なボタンが入っていた。「予備のボタンや。これなら渡せる」そう言われ、どうして予備のを持ってきてるの?どうして私にくれるんだろう?という疑問が頭に飛び交う中、フッと口元も、目も細めた北くんが「渡すために持ってきてん」って言ってくるから呼吸が止まる。
何も答えられず固まっていると「こうゆうんは自分から渡すのちゃうな」なんて照れたような顔をするから、想いを伝えてしまった。そんな顔初めて見た。

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