2021/11/24
ポッキーゲームポッキー片手に黒尾の元へやって来ては急遽始めるポッキーゲーム。恥ずかしさと照れを隠すため勢いでやってしまいたいという下心満載な夢主。
しかし、何度やってもパキッといい音を立てて折られてしまう。キスをするなんて烏滸がましくて願うことすら出来ないけど、ちょっとでも近くまで縮めたい、これまた下心。
「あ、折れた」
「……」
ポキッ
「あ、また」
「…ゔっ」
ポキッ
「あ…」
「……ぐっ」
何度やっても折ってしまう黒尾先輩。にやにやと意地悪く笑うその顔は確信犯のようで、私の反応を楽しんでいるみたい。
しかし、実際は黒尾自身照れから折ってしまうという事実。それが夢主に伝わるわけがない。事実を隠すため、わざとそうしていると見せかけて作ったニヤリ顔。
***
もし、付き合ったら…
絶対楽しむ。照れというより夢主の反応を楽しみたい黒尾先輩。何度も何度も噛んで、キスをしたい夢主の思いを知りながら折る!
「あ、折れちゃったね」
「…ぐぅ」
「あー、またか〜。俺苦手なんだよなぁ、このゲーム」
「嘘を!ついてませんか!?」
「僕はいつでも真剣デス」
という感じで、自分の唇目掛けて頑張ってパクパク食べる姿を可愛いと思い堪能しつつ、触れる間近でポッキーを噛む。それに痺れを切らした夢主がちょっと高めの太い短いポッキーを黒尾の口に半分含ませ、自分も残り半分パクりと口に入れる。その瞬間、唇同士が触れ合う。
「っ、」
「キス、しちゃったもんね!!!!」
頬を膨らませて少し怒る夢主に黒尾は頭を抱え言葉にならない声を上げた。
(付き合ったら…はifのお話ですっ!早く付き合って欲しいです!!ちゃんと付き合うことが出来るかはわかりません!(?))
七転八起