敵に育てられた子




4歳の時、敵に誘拐される。
お人形のような可愛い容姿故に狙われてしまった。
その敵は可愛い、綺麗なものが大好きでこれまで誘拐した子は0歳から19歳までの顔の整っている・将来美しくなるだろうと思われる男女。

敵は、オールフォーワンと繋がりがあって、ヒーローや警察に見つかったことがない。複数個性の持ち主。脳無のような容姿ではなく、見た目は普通の人間。もともとの個性が再生の能力のため、複数個性を持つ身体になるよう様々な実験が行われていた。
そのせいか実験が終わってからは、綺麗なものを壊したいという気持ちが生まれ、誘拐しては死ぬまで拷問を繰り返すことが生きがいだった。

すぐに死んでしまう人間に退屈していた時に、たまたま一目惚れして誘拐してきた女の子の個性がプラナリアということに喜びを感じた。

個性:プラナリア。いくら切っても再生し続ける超再生力をもつ。

10歳の時、オールマイトに助けてもらい、サーが育ての親となる。(サーが母親的な存在)オールフォーワンとの戦いの時に救出される。誘拐した敵はタルタロスに。この時の女の子は中身もお人形みたいな感じ。座学をサーに教えてもらう。

敵の暇つぶしの1つで小さい頃から、たくさんの敵や格闘家、普通の一般人、動物などと戦わせたり、からくり屋敷と称した危険な施設に放り込みそこから脱出させる、といったようなこともさせられていた為、攻撃力のない個性でも戦闘能力はとても高い。しかし、自分が怪我してもなんとも思わないので、サーはそれに悩んでいる。

実はプラナリアの個性は自分以外の人にも使うことができる。使える条件は、相手を抱きしめる・女の子が心から治ってほしいと思うこと。その代わりリカバリーガールのように治された本人は体力が消耗する。
これは女の子自身も気づかなかった個性で、サーが怪我をしたときに抱きしめて相手も治せるということに気付いた。

治癒系の個性は希少なため、雄英ヒーロー科に入学。A組のみんなと生活していくうちに人間らしさ、仲間について考えが変わっていく。

とてつもなく顔が整っているから、誰にでもナンパする上鳴さえ初めましての時は声をかけられない。慣れてからは、常にご飯は誘うし、危機感のない女の子の保護者的な存在になるといい。
ミリオとは顔見知りなので、クラスに馴染んでいるかたまに気になって見にきていたりする。ミリオも保護者。


20.03.22