▽2019/03/07(13:01)
pixivによくありそうな感じで(適当)魔術協会に追われてカマンガーの目の前でお亡くなりになった春菊。カマンガーはそのことをひどく苦しみ嘆いてかなしんで、ただの同情だけで座に持ち込むほどに「彼女をしあわせにしなければいけない」という妄執に取り憑かれてしまうタイプのラシュ春(暗い)
猫みたいにくるくる輪廻を廻る春菊とその人生に色んな形で現れるカマンガー。あるときはクラスメイトであるときは親戚のおにいさん、あるときはにょたってラシュ美さん状態になってあるときはどういう原理かラシュ美さんと分裂(!?)してたり。ただカマンガーは春菊の幸せを祈って行動する。春菊に対してカマンガーに本当にわずかに芽生えていた淡い恋愛感情は、既に罪悪感からくる無償の愛に塗り潰されている。でも春菊はしあわせになれない。しあわせになってほしいのに、自分以外の誰かとしあわせになってほしいのに、その直前に殺されたり事故にあったりする。カマンガーよりすぐにしぬ春菊。カマンガーは春菊をしあわせにしたいだけで、自分がしあわせになりたいわけではない。カマンガー春菊にやさしくするけど立香君みたいに甘やかしてくれるわけじゃないのです。ただ春菊の「ため」になることをやる。親目線かな。この春菊若干IQ高そう。でも春菊がどんどんしんでくから(笑)思わず過保護になってしまう。そうやってすぐスパダリになるんじゃない。
守りきれず春菊が血まみれになって死んだ絶望から「春菊のサーヴァント」であった彼は座に戻らず彼女が幸せになるまで何度も輪廻を巡りけれどいつも彼女は愛するひとと一緒になる前に死んでしまうカマンガー春菊のせいで自分の本質を捨てたけど独占欲が一切湧かなかったのやばいなって。幸せにしたいあまりにたとえ「オリジナルを再構成した存在」に過ぎなくても英霊としての責務を捨てて人生を繰り返したのに彼女を独り占めしたいとか幸せにしたいとか己だけを愛してほしいとかを欠片も思わずただ「春菊立蝶を幸せにするための登場人物」として振る舞いそれゆえに恋も自覚しなかった。カマンガーが幸せになれビームを常にかまして春菊を幸せにしてくれそうなひとを吟味しているのでこの春菊は立香君やドゥちゃんといい感じの雰囲気になったりする。恋人になり婚約者にまで漕ぎ着けああやっと彼女が幸せになれるって微笑めば結婚式当日に春菊ちゃんが刺されて死んだ。巡るうちににょたってラシュ美さんになったりWラシュさんになったりという謎の分裂現象が起きてるけど多少驚くだけで「さて今回の彼女の周辺はどうだろう」ってにこにこ思いを馳せるカマンガーメンタル剛鉄かよ。
九回目で今度こそ今度こそ…!って高確率で春菊とくっついてた立香君を推すカマンガーだけど、なんと春菊が顔を真っ赤にして告白してくる。宇宙猫顔になるカマンガー。この男は気づいていなかったのだ。自分がどれほど春菊ちゃんを大切にしていて、彼女がほだされてしまったことに。カマンガーは逃げた。カマンガーはラシュ春推しではなく立春やエル春(?)推しだった(笑うところ)カマンガーは春菊の幸福だけに盲目的だったから自分が彼女を幸せにできるなんて考えたこともなくて、だけど春菊の己に想いを告げる喘ぐような声色と蕩けた瞳を思いだしたら、どんどん顔に熱が溜まっていって、そこでようやくカマンガーは自分はかつて恋に似たものをこの少女に抱いていたことを思いだした。あのときマスターをバラバラに喪って、だから彼女の意思など関係なく、その幸福しか考えられなくなった。呪いとさほど変わりのない妄執に気づいて、そしてやっと春菊と向き合えるって思ったんだけどカマンガーよりすぐしぬこの春菊は事故ってお亡くなりになってる。
十度目の人生。春菊立蝶はひとりの男に出会う。それは運命ではなく必然で、「英雄アーラシュ」だった彼の願いから起こったもので。仕組まれた気もする出会いだけれど、誰も知らないなら罪は白い。なんだかこのひとを知っているような気がすると春菊が少し不審げに思うのを穏やかに眺めて、カマンガーはこれから恋を育んでいく。愛は十全に知っているから、それは少しだけ楽しみだった。そうして願わくば今度こそふたりで同じ道を歩きたいとカマンガーは祈るのです。あれ、なんか綺麗に終わった。
夢十夜