▽2019/03/07(00:15)
春菊はカマンガーの声があらゆる意味で駄目だけどカマンガーは春菊の頭のなかが向こうがみえない硝子に押し寄せる水のような重圧のある静かなおとで奏でていてそれが穏やかですきなのに思考が乱れたとき泡沫がこぽりぱちりと弾けて硝子を割りそうなほど波立つおとに変わり困ってしまうときはあるんです。
春菊は生体的にカマンガーにとってみえにくくて(硝子で阻まれてるイメージ)だからこそカマンガーは実際は結構な激情家だとしても春菊の静かな頭のなかがすきなのだけど春菊が自分に本心をいわずに立香に縋ろうと(傷つけようと)したときその円い頭蓋骨をがっちり掴んで「お前の骨が邪魔だな」といい春菊を泣かせた。カマンガーの言葉は春菊には「お前の頭蓋骨を叩き割って脳みそを引きずりだしてやるよ」にしか聞こえなかった。春菊はカマンガーを常識は時々ないけど良識は充分にあってむしろやさしすぎるほどの男だと理解はしているけど毎回元気にステラをキメてるカマンガーについては一切信用をしていません。このひとは善のためならなんでもやるって知っている。
カマンガーは人外だったおねえさんほどではないにしろ、みえにくいひとである春菊のそばにいるのは実際落ち着いたりします。静かだから「お前さんの考えることは、大量の水が押し寄せて硝子の壁がささやかに鳴くようで、すきだ。硝子の向こうはみえない」っていわれていよいよどんな顔をすればいいかわからなくなった春菊。自分が知りもしなかった、考えもしなかったことをカマンガーは真面目な顔とわずかな微笑みでいう。
無題