▷孤独な研究者とココロの話

・夢主
　男。原作時20代前半。
　組織のネームド。生体、とりわけ人体に関する研究をしている。臓器などを人工的に作り出すことができ、臓器売買で組織の資金源の一つとなっている。
　冷静・冷徹であり無情かつ面倒臭がり。基本的に人の心がわからない。"先生"が最期まで教えたがっていた『心』というものを理解するために研究を続けている。
・リリィ
　女。原作時10歳前後。成長促進剤を投与されているため外見は大人。精神年齢も知性も高い。
　"先生"のデータを元に夢主に作られたクローンのようなもの。基本的にあらゆるスペックが高い。夢主の助手兼護衛。
・希（のぞむ）
　男。原作時6歳。帝丹小学校1年生。
　スコと夢主の遺伝子を掛け合わせ生まれたホムンクルス。いたって普通の子供。
・"先生"
　女。原作時には故人。孤独な研究者。
　奇跡の果てに夢主ホムンクルスを生み出す。夢主のことを息子のように想い愛していたが、最期の時まで『心』というものを教えてあげられなかったことを後悔している。

　孤独な研究者に作られた『心』を知らないホムンクルスが、スコと出会ったことで『心』が芽生える話。久しぶりにリンチャンのココロを聞いてはわ……ってなったので……つい……。

　ざっくり流れ。組織のネームド同士として出会う。初めは情報収集のために接触していたが夢主の孤独に触れ情が湧くスコ。うっかりちゃっかり一線を越えた。その際に精を採取される。希爆誕。スコNOCバレで偽装死。夢主無自覚に病む。小学校に入った希が少年探偵団と交流を持つ。安室経由で希のことを知るスコ。いろいろあった末のそしかい。新しい戸籍を与えられた夢主と諸伏姓になった希と表に出られるようになったスコ。家族になる。