さよならの嘲笑
きみの心臓を煮詰めて
どろどろに溶かした夜
青白い喜劇の結末を
永遠に訪れなかった機会
枯木のような腕枕が恋しい
星になった獣のように
雪の切れ間に住み着いて
妖のような類いのホラー
爪痕を残してほしい
その目に残る景色のすべて
恥じらいなど捨てちまえ
金切り声と怒号の嵐
罪の意識に笑いましょう
明日が来るのは幸せな証拠
ガラスの夢は叶わない
ある日の夕闇前の出来事
鋭利なナイフを舐めてみて
砂の城のようにもろい子
柔らかな身体を引き裂く夜
もうなんにも怖くないから、ね