どこまでも君と水中散歩
水底まで聞こえる吟遊歌
白砂に導かれて
満たされた水と禍
むなしい砂城の空論
潮煙の爽やかな匂いより
逆立ちした渦潮の居場所
海水に浸したしっぽ
白波がさらった激情
ハープの音色と泡沫
人柱なんざ馬鹿らしい
とけない氷の楔は潮らしく
歌を忘れた人魚姫
賭けに破れた海の泡
潮騒のコーラス合唱団
水の魔法をかけてみて
儚い銀波に揺らぐ新月
海鳴りの咆哮と鳴き砂の嵐
潮の香りと星の声
ヒトデのお友達たち
冷たい水に落ちる雫
遠くの白浜で逝きましょう
ガラスの小瓶に海を詰めて
海魔女の宝箱
甘い薬の調合法
難破船に包まれて
クリアブルーの毒薬
ほろ酔い水中呼吸法
海の泡へと消える呪い
星屑を煮詰めた宝石
奇跡の幻覚を永遠に
叫ぶことのない真実
不変の幸福と自死の天秤
やがて風のせせらぎのように
海神さまのひとりゴト
海魔女のご機嫌伺い
天真爛漫な人魚姫の遊び
深い海底に沈む小箱たち
巨大な魔力に魅せられて
嵐の夜に始まるはずの物語
深海にほころぶ水中花
色とりどりの宮廷合唱団
貝殻のネックレスをあげる
水面に揺れた歌声を辿って
夢見がちな君へ愛の贈り物を
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朝の病
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