魔女のすみか

あの森には魔女が住んでいるんだってさ

幻惑森のラビリンス
オオカミの咆哮と暗がり
狂い続けて見失った感情
いくつもの螺旋が絡まって
寝物語で聞いた魔女のおはなし

不思議な力を持つ少女
導かれた森底の扉の奥へ
神秘に揺らめく幻を探して
立入禁止の約束をした十字路
もう迷い込んだらおしまいね

せせらぎの丘と道標
摩訶不思議に誘う術式
幼稚な少女の語り口調
優しかった動物たちの居場所
時間の魔法を仕掛けてみてよ

深森に佇む古びた城へ
祈ることを諦めたあの日
静けさが瞬いた記憶の底で
火花が燃え散る気配がした
一人っきりだと帰れやしない

魂の墓場と名付けたかった
非科学的な弟子たちに告げる
噂話と好奇心だらけの宝物庫
魔方陣に飲み込まれた人たちへ
いにしえの記憶をめぐる旅をしたい

強さを正義の糧として
出逢いは偶然、別れは必然
神秘の奇跡と予言を告げる
すべてを世界にゆだねる予知夢
魔女と呼ばれた少女の役目は…

いつか自分のことを信じてくれる人がきっと見つかるよ、そう言って魔女と呼ばれた少女は目を閉じた
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