牡丹の棺
玉座を頂く高貴な女帝
狂女を演じて騙す真似
瑠璃色の花びらを探す
許されない過ちを隠せ
骸となる未来を恥じよ
存在価値すらない一生
因縁は出逢いの始まり
傍若無人な鬼女の寵愛
美しい愛は水に消える
爪の痕跡を残す計画性
涙が響き渡った伏魔殿
偽りの涙は生き残るため
見捨てられるはずがない
飼い慣らされた咎人の罪
命の代償に忠誠心を捧ぐ
滑稽な加虐心に嘲笑する
芝居上手はお手玉の如く
投げ捨てた天秤の傾きは
賭けと賽子の出目を操れ
揺れ動く馬車のような心
まほろ雪は名残のように
繋ぎ止めた化け物の仲間
非業の稀人は歴史に残らず
運命を弄ばれる人生を選ぶ
か細い霜の花のような面影
散りばめられた嫉妬と恍惚
清らかな運命はこぼれ落ち
拭っても白にならない証明
無垢な顔の裏側が知りたい
酌み交わされた毒酒に挑め
人でない獣の道を歩むこと
偽善者として生きたくない
深冬の道のりを踏みしめる
名もなき鉄檻に閉じ込めて
うめき声がこだました白夜
妬みと裏切りは慢心を呼ぶ
混ざり合う血塗られた感情
気味の悪い罠を紡ぐ使命感
首元に噛みついた獣の如く
肉塊となった名もなき罪人
固執した執着心に身を焦す
偉大なる皇帝は骸骨と笑う
不幸な死骨は依り代となる
花が凍てつく夜が明ける刻
雛形(
ZERO SENSE
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