03
星の涙 花の夜 冬街草 花麒麟 薬と毒 蛇の歌
風舞人 笛に月 火の蝉 歌弱音 焔の光 散り雪
花に縁 杏花雨 花奇論 花結び 追随癖 水蝶花
白問答 陽と影 花に剣 遺蝶歌 弱い毒 雨と虹
快楽詩 花見月 貝殻草 海亡人 花鶴音 賽の雨
雪の星 夜飛虫 花罪人 散り花 紅の雪 貝と波
浮花草 梅の恋 雨吹雪 海化粧 闇乙女 冬牡丹
殺め月 君と夏 青と春 夜飛虫 散り痣 枯れ星
視線花 晩の月 海双子 花散病 鯉す鳥 沈む鯨
藍と紺 灰に雪
04
秋の音色 心の深闇 李花の幻 花弓の月 氷姫の刃
曼珠沙華 散らし雨 白鶴の声 添花の文 憐みの雪
夜月の花 連理の星 火樹銀花 紅花の晩 瓏月の音
翠葉の夏 骨に沈む 骸骨の宴 骸の残骸 春の花夕
鳥語花香 雲の雁人 花と緑風 鳥に月夜 雪しずく
溢れ百花 鏡と水面 まほろ酒 氷の恋人 乙女の秋
露めいて こぼれ桜 死の花道 砂海の歌 月落の城
人魚伝説 未練と熱 自覚恋愛 争闘戦士 不敗伝説
戦地巡礼 不滅理論 浄化闘争 鉄血万死 傷跡の味
夢に異端 追悼挽歌 紅を孕む 罪と慈愛 花亡き夜
毒と接吻 絆に情愛 陽炎日記 緑ほのか 灰と白猫
つまり宿 宵闇に月 群青日記 椿の啓示 真空の葵
溺れる魚 恋と戦争 嘘を吸う 逝き地獄 鍋に眠る
闇と深海 ナリの星 静かな剣 白鳥と蛇
05
錦の真似事 夢の影踏み 瑠璃の警鐘 奇跡の懇願
ダフネの恋 午後の憧れ 猫にみかん 遺灰と天秤
花葬の麗人 野生の哀願 女帝の威厳 野望の勝敗
久遠の狩人 葉っぱ体操 酸素窒息症 気怠い太陽
来世の約束 人生哲学論 悲哀に眠る 冥界に眠る
沈没船の夢 星角の踊り 雪の耳飾り 菊花の添文
サイコロ星 ふくらし雲 ハインの靴 聖女の晩餐
翠花の竪琴 花のワルツ 水花の黄昏 火桜の心臓
花菱の末裔 災厄の景色 死骸と残像 花剣に捧ぐ
幽蝶の行方 美しき幻燈 猫の影法師 爪痕の奇跡
夜桜怪奇論 蛍のように 空音に響く 悲曲の旋律
孤独の欲望 失せ物日和 天国の牢屋 三時の宿命
天使の肉声 悪魔の指先 禁断の鹿馬 水泡ミルク
君と夏と影 凍った花園 明日の虚像 水鏡に口紅
幻の呪詛死 靴箱の約束 雲雀をみる 古の花びら
孤高のベル 春燕が逝く 幽霊の薔薇 カプリの城
リラの花束
06
敗北者たちよ 天下の大悪女 足踏む馬啼き
独占欲ドール 恋愛中毒少年 妖精の月化粧
雪うさぎの夢 アビスに眠る 贖罪を与えよ
悪徳の嘘つき 無知なる運命 円卓の騎士道
金平糖の驚愕 残花をあげる 日だまりの冠
子守唄の祈り 愚者の集まり ホラーの喜劇
幻覚ヒロイン 不定期の手紙 天使の絵日記
春恋ドルチェ 雨の日の花束 言い訳ごっこ
青い花の足跡 地上絵に咲く 舞い散る水花
路傍の蒲公英 誘惑ギルティ 理想郷の住人
コクリコの花 千歳の願掛け 雪煙の灰消失
絶滅危惧少女 花舞人の冷笑 水世界の神様
夜明けに沈む 枯れきぼっち 一目惚れ理論
春を飼う乙女 硝子の獣たち 惨めな愛し方
瑠璃色の飴玉 凍ったバラ園 花硝子の方舟
星たちの約束 十字架と花葬 ポエムの悲劇
スピカの引力 残り香を咬む 泡は影に沈む
孤独な蒼の曲 月影の思い出 悪魔の囁きを
優しげな太陽 月が落ちた日 結ばれた残花
未明の出来事 甘噛みの理由 正反対理想論
愛のならわし 爪痕をこする 不死身が語る
呪詛のように 朝に遊ばれて 春を手折る日
雨としとしと ミントの妖精
07
月と太陽の審判 愛を孕んだ騎士 そよ風のにおい
架空の幻想童話 静寂の錬金術師 百年越しの約束
桜色フォンデュ チャコールな瞳 弱虫くんの攻防
忘れられた恋人 水たまりの約束 ワガママと真実
純白に眠る乙女 夜の足音を厭う 花冠を彩る季節
小夜の巡り逢い 舞い散る、戯れ ひつじがみた夢
風鈴草の秘め事 ゆけむり人生譚 トリニティの冠
花咲きロケット スピカの気持ち マシュマロ論争
驚きバンビーナ 鳴かない金糸雀 純情エキゾチカ
さよなら夜想曲 アタナシア迷宮 サイハテの世界
未来を呼ぶ記憶 ましろ雪の花束 不揃いな一番星
寂しさを運ぶ人 雨と待ちぼうけ 弱虫だった青年
愛しい夏の亡霊 ひび割れた記憶 桃色きらきら星
きらめき星花火 知らんぷりの嘘 毒花を捧げます
美しかった怪物 愛しかいらない 不確実な可能性
宵闇の黒猫通り 食紅で着飾って 少年オカルト論
夕暮れと影法師 二人の予言者へ がらくたに眠る
シリウスの経験 すみっこ協奏曲 火花にこがれて
花に憧れた妖精 煙草とルージュ 問いかけた過去
不幸せを喰らう お似合いの写真 ゆびきり欠乏症
やわらかな窓辺 角待ちのお人形 ヘイロンゲーム
不確実な可能性 朽ちた夜を抱く 春風に討たれて
香ばしい秋の日 カメリアに咲く 幸せビスケット
08
わだつみの祈り花 駅で君を待つ時間
坂の下の駄菓子屋 虹色の花が咲く庭
猫に小判を捧げる 羽が舞い散る幻世
花化粧の乙女たち 盲目のユメノハテ
六芒星の魔法少女 沈黙のお時間です
暴れん坊に花束を 魔法がとけた夜に
花びらを含んだ唇 かじられた欠落星
孤独な痛がりさん 過去から来た廃人
溺れた言葉を語る 嘘に狂った詐欺師
君と僕との相性論 でたらめの毎日を
冬の終わりと涙雨 いたずら怪物くん
吸血鬼に恋をする 片道だけの乗車券
太陽を追い越して 甘いお菓子の時間
紙飛行機の思い出 花守の一生に祈る
純粋な少女の海夢 星の橋を渡る瞬間
謎だらけの哲学史 水のような砂時計
未熟者は牙をむく 星の中で眠りたい
天使を殺めた午後 隠しきれない心音
何かを失った少年 花の屑をあつめて
過去にうまれた日 愛しているの別名
みにくい化石たち いつかの拙い物語
舞台裏で夢を歌う
09
愛がほしかった神様 かつて月を奪った人
1000年先の約束 美しくない鏡の一部
やわらかな海辺より やさしい嘘を束ねて
ありふれた花の別名 爪弾きの恋がしたい
10年前のニセモノ 失せモノは計画的に
積み木を崩すように 明日まで待ちぼうけ
白い烏が鳴くころに ステラのカスミソウ
もう逃げださないよ 傷つきたかった少女
ちょっとした浮気人 夜明けはきまぐれに
迷える子猫の帰り道 机の上の空虚な理論
抜け殻だらけのウソ モルヒネのような愛
君のような花になる 夏の花畑をみつめて
光に墜落するように 嘆きの歌が木霊して
優しい絆を結びたい 心に刻んだ言葉たち
可憐な乙女の約束を 眠れない春を迎えて
再会を約束する蝶々 時計がとまった夜に
足枷の愛は心地いい 冷たい夢を呪いたい
祝福のベルを届けて 透明な涙をあつめて
ロシェンナ嬢の秘密 花が水を慕うように
悲しみのピーコック ひとつまみのココア
べビーブルーの読解 シャドウアイランド
10
この未完成な空に誓う 天使の気持ちは美しい
竜の気持ちを知る少年 傷つく内側に眠る街角
片割れが語る透明空間 虹のたもとに住む小人
夏の終わりに吹いた風 砕け散った亡骸を抱く
毒まんじゅう殺人事件 沈黙の肯定を見定めて
あなたの花になりたい 亡くした日に涙を紡ぐ
百万回の許しを請うの なにかを失った日まで
ひだまりの空へ、君と 寂しい夜に抱きしめて
花に蝋燭を灯すように 不都合な愛を自覚して
無垢な言葉の隠し場所 世界で一番残酷な人へ
かわいい毛玉の遊び方 ふわふわ天使の独り言
ロリホップパーティー 花に酔う、貴方に懸想
静かな夜に導くネオン 偶然を必然にする魔法
枯れた花を愛しなさい こびりついた夢を語れ
真っ青なストロベリー 灰だらけの宝箱を君に
ある朝にみつけた宝石 キミの右側を操りたい
いつかの日に叶う物語 瑠璃色は雲を隠さない
こぼれ落ちた時間たち 微笑みの乙女に贈る花
気がすむまで溺れてよ 傷つきたかった高校生
あまい涙が物足りない あの約束を引きずって
これ以上語らないでよ 終末ゲームをあなたと
美しかった遠いあの日 不実な愛しかいらない
11
指切りげんまんの破り方 惨めな死さえも美しい人
あまい天使の投げキッス くすんだ花びらに狂う日
別れのときめきは突然に あの横顔に見惚れさせて
くすんだ夜空のムコウ側 きれいな世界を壊したい
いつか貴方にサヨナラを いつか終わりが来る秘密
いつか羽がもげるように 白々しい花を痛めつけて
うつくしかった幻をみよ 通りすがりのパン屋さん
バラの棘のように恋しい ガラスが割れる音がした
あなたの声に溺れさせて 世界を壊した日に歌う夢
奇跡にも満たない逃避行 狂うほどに冷たくしてよ
存在しない物語を探して 心に埋めて沈めた幸福論
かつての夏に聞こえた話 甘く、切なく、見届けて
かすれた声でうつむいて 呪いのように差し伸べて
俺たちしかいない世界へ サフラン色に染め上げて
12
やさしい花びらをください
まぶしい夜をキミと二人で
咲いた花びらが満ちるとき
つめたい泣き声に蓋をして
窒息するようなキスをして
偽りの仮面をかぶって失笑
はじめて満月をみつけた日
手を伸ばした星のような人
一生知らなくていい願い事
六月の花嫁へのラブレター
冷たさに恋い焦がれて一輪
プラネタリウムに恋をした
強がりな嘘をみやぶってよ
やさしさを殺して灰になる
少女の恋はガラスのように
ひまわりを描いた昼下がり
朝が来るまでに願いを一つ
世界をとめる勇気がほしい
いつかその恋で死ねたなら
いつの日か君に逢えたらね
13
あまい人生、これから二人で
わたしが消えても愛しなさい
誰にもみつからない夜の行方
似てない横顔に涙がこぼれた
探し出された約束を破る時間
どうしようもない問題解決策
治ることのない傷を噛むこと
だれかにお似合いだった薔薇
あの夏の日の約束を守りたい
孤独の恐ろしさを答えなさい
染められた夕空へ手をのばす
枯れ落ちたくちなしのように
ポケットにのぞき穴を作って
火に彩られたカーテンの結末
過去を変える魔法を教えてよ
毒花は惑わせるように微笑む
ハッピーエンドにさようなら
かつて痛かった棘のおはなし
14
華麗なる怪人にはお気をつけて
マジックショーで起きた怪奇談
安息の地など有りはしないので
コンクリートを打ち付けたよう
孤独の寂しさを知ってください
フォークで食べたい真っ黒な嘘
君に似合うのは僕しかいない話
わがままで優しいふりをしたい
からっぽの私に残された貴方へ
空に響き渡った歌声を忘れる日
埃にまみれたオルゴールの記憶
可愛いワガママに振り回してよ
おそろいのピアスにキスをして
喰らいついた微笑みに牙をむけ
死なないろうそくの炎となる日
甘い砂糖菓子の夢をみるように
白黒チップに散りばめられた嘘
それは世界一美しい涙のはなし
儚くて美しかった面影を求めて
いつかの永遠を信じてください
はじめて満月をみつけた記念日
ポピーレッド・シュガームーン
15
観客はそろい、最後の幕があがる
途方もない夢物語を契ったその指
君が欲しがった記憶は捨ててきた
幕が下りるまで踊り続けたピエロ
白ウサギだって夢をみるでしょ!
ポールダンサーのウインク・キス
儚い国に住む天使はおねむの時間
永遠に忘れられない呪いのように
どこにもない世界へ行きましょう
十二時のシンデレラへ愛の言葉を
復讐の黒猫は素知らぬフリをする
欠落した感情は朝日に涙をみせる
どうしてもお月様を飲み込みたい
残り香に唆された獣が吠える日常
みじめにすがって泣いて捨ててよ
タンス泥棒さんはどこでしょう?
傷つけられた運命は元には戻らず
いつか報われないと知っていても
何度も突き刺すナイフになりたい
16
寂しさだけで生きられたらいいのに
こぼれ落ちた光はすべての夏を砕く
勝利のファンファーレは涙とともに
おとぎ話のお姫様になりたかったの
優しく溶けていつかの悲しみを酌む
染みこむような甘い嘘をちょうだい
我慢できずに溺れた日に目を閉じる
あの日の夢を何度でも思い出したい
ショコラの妖精たちに魔法をかけて
おやつはシナモン味のクッキーです
17
負け続けの貴方の吠え面を拝みたいね
真夜中に辿り着いた妖精のパン屋さん
アルストロメリアの思念を食べました
届かない夢を追い続ける待ち人たちへ
永遠に死なない彼と永遠に死ねない私
青春の始まりと向日葵の追いかけっこ
忘れてしまったことはすべて水に流せ
キミに捧げる夢の花束は何色だろうか
花びらが散りばめられた記憶にすすめ
永遠に縮まらない二人の距離を重ねて
100年後の柔らかい月を見届けたい
18
素晴らしい泡のような時間は水みたいね
白うさぎとティーパーティー・レッスン
この世で幸運を探してみたくはないかい
アプリコット姫のわがままを聞きなさい
たった1%の可能性を信じてみたかった
愛おしいあなたを形作ったすべての物語
この世界で一番美しい星を僕にください
19
世界がひっくりかえるまで愛してください
密やかな恋の手紙の返事を夜まで待ち望む
雪が舞い散る姿にそっと微笑みを浮かべて
こぼれた炭酸水が元に戻ることはなかった
変わらないカタストロフィーを胸に抱いて
キミとの内緒話は三日月だけが知っている
一度きりでいいからとけない魔法をかけて
永遠に死ねない彼と永遠に死にたくない私
20
きらめく花蝶はやがて山を越え灰となる定め
夢にあふれていた子供の消失はいつだろうね
行き場のない青い鳥は幸福へと旅立つだろう
手を取って踊り出したピエロに灰燼の結末を
小さな雪の寂しさはそっと君の指先を撫でる
瞳に残る虹の在処を探したかっただけなんだ
錆びついた自転車の動かし方を誰も知らない
忘れられた僕に最後のプレゼントをください
21
夢の中でみた絵の名前をボクは永遠に忘れない
恋情を喪失した聖女は眠りにつくほかなかった
その言葉は呪縛となっていつか君を殺すだろう
永遠を約束した精霊もいつか消えてなくなるの
22
夜空の下で誓う願いはすべて星のきらめきとなる
君と交わした約束の場所へいつか戻る時が来ても
夢みてたことと涙の理由の繋がりを僕は知らない
23
あなたにキスしたときに残った花の香りは知らない
満開の桜の香りは糸のように消えてやがて煙となる
忍ぶ人生を歩むのならば恐れることはなにもないね
天使がいるとするならば僕の秘密を隠してください
24
頬についた花びらだけが夢ではないことを知っていた
鮮やかに舞い散る紅の花びらはいずれ灰になるだろう
優しかった神様は私の願いを叶えてくれるでしょうか
あの日蝶のように飛び立った光はいつ消えるだろうか
美しかった人魚の亡骸は深海にそっと沈んで還らない


戻る表紙