たくさんの希望たちに見守られて眠りにつくことを最後に望みたい
白いため息が世界を凍らせるように祈った願い星の歌を贈るよ
あの羽根が朽ちる季節になったら宝箱の残骸を土に埋めてね
途絶えた遺言に描かれていたものはたった一つ残された居場所
自分にとっての楽園が他人にとっての地獄になるとは思いもしないでしょ
致死量にも満たない金平糖を毒薬だと信じていたあの人はやすらかに微笑んだ
赤い糸で結ばれた恋人と黒い糸で結ばれた復讐者、どちらが幸せだろうか
小さな黒猫たちの隠れ家を知りたければあの屋根裏部屋に行ってごらん
星のような人生を歩んでいた乙女の残骸は花葬されるのにふさわしい
あの砂時計がこぼれるように運命もいつか途切れるに違いない
冷たい笑顔のささくれに気づいた時にはもう手遅れになってるだろうね
潔癖症の少年はいつか己に残った最後の心臓でさえも消してしまうのだ
殺意をこめて振り下ろした薔薇の棘は息の根を止めるのには少し物足りないはず
生命を吹き込んでしまった死にたがりのロボットたちが語る未来を知りたいの
異端と叫び続けられた東の魔女に突き刺さる言葉はもうなにもない
綺麗な骨格標本と褒められたってどう反応していいかわからないね
花びらの形に彩られた黒っぽい痣は消えることなく運命を縛り続ける
サイコロに人生を握られた哀れな籠の中の鳥が背負う十字架のようなもの
ずっと一人きりで演じる喜劇があの噂の天国だって誰も知らないのよ
守りたいものがあった少年が最後にみつけたのはただの石ころのような奇跡
残酷な咎人が口ずさんだ子守歌に聞き覚えがあるのはなぜだろうか
どしゃぶりの雨があがった先に見えるものは綺麗な虹だけだと本当に信じてるなんてね
優しい言葉は甘い毒のようにいつか体中に染みついてまた何度でも欲しくなる
無垢な少女が起こりえないと嘲笑った夢はいつか月が欠けた日に叶うだろうね
青い彗星が流れた夜に生まれた人は宇宙が滅亡しても生きなければならないよ
あの空に浮かんだ太陽に挨拶をしてかつて教えた魔法の言葉を唱えなさい
災いが起こるとされている厄日にはクチナシの香りが辺りを埋め尽くす
涙に濡れながら思い出す記憶はかつて失った大切な人への愛の言葉
手に入れることが出来ないと思っていた宝物を傍に置いて一生みつめていたい
嘘で塗り固められた白百合のような乙女が幸せに酔えるはずもなく