紫雲にゆれて 天つ星の願掛け 煙が心を揺さぶった たなびく彩雲の道の先 寒空に心を沿わせ、うつむいた 花曇りの様子は誰に聞いたの 雨催いの儀式 曇天をみつめる少年 寂しいのと泣き叫んだ夜 はてしなく繋がる天界への階段 あの雨の日の思い出を語りましょうか
水霊の雨乞い 雲海の果ての果て 霜の雲間にかすむ白煙 碧落の宮が落ちることはなく 水天竺を仰ぎ見た少女は目を細めた どこの狐が嫁入りしたのか 雪空に手をかざす 捨てられた天使の歌声 曇り雨に浮き足立った心 天蓋に潜む乙女の蒼白な演技 いくら空を眺めても答えは浮かばず
うろこ雲の道 氷柱を抉った晩餐 雨をそそいだグラス 翠雨に惑わされないで 凍てつく空は沈黙の言葉を紡ぐ 雨のにおいを追いかけた 雲の冠と孤独 暗闇に向かう窮鼠 綿菓子と綿雲の食べ比べ 飛行機雲と永遠を生きた男 墨を塗りつぶしたような虚空に叫ぶ
嘘つき雨坊主 雲母色したネイル さらさらとした欲望の泡雪 乾いた記憶は思い出を呼び覚ます 骨にまで染みついてとれることのない血雨 騙したなんて言わないでよね 窒息するような黒雲 曇りガラスに描いた花 垂れ落ちた雫は水泡に消えた 地球の涙は止まるところを知らない この灰煙はいつか届くのだと思いたかった