あの日の残影を胸に
言霊が呼び覚ます日常
増幅する後悔と祈りの雨
バカな寝言は寝てから言え
強さを追い求め泣き崩れた夜
火花が燃え散り崩れ落ちるだけ
優しかった記憶の在処
太陽色のハーバリウム
微笑まれた演技に返す言葉
騙され続ける日々への嘲笑
鮮やかな欠片にモザイクを
優しい思い出を黒に塗りつぶす
恋しい感情は捨ててきた
疑似体験に思い出すモノ
忘却の記憶と輪廻の記憶
弱さは罪だと流す涙一粒
引き戻される憎しみの経験
願ったのは平穏な過去ではなく茨の未来
復讐の刃を研ぎ澄ませて
断ち切った太陽の声
切り刻んだ亡霊の数々
握りつぶした繋がりの糸
一番大切な人を殺したかった
再確認した道標へただ歩み寄る
漆黒の沼へと落ちた真実
水に沈む沈黙の思考
作られた偽善の手助け
輪廻転生の運命と虚偽記憶
目にみえるものが全てではない
そうして生きた方が楽だったから
虚無感に苛まれて息絶える
無秩序な言葉遊びの結論
かつて愛した人へ向ける声
消失論を説いて目を閉じる
結合したすべての記憶のピース
からっぽの心はあの満月のみぞ知る
幸せだった頃を少し
誰よりも美しかった人
誇らしかった笑顔の花火
慰めの合図はいつもお決まり
過去の復讐劇にサヨナラをしたい
これでやっと未来を生きていけるね
そうして
虚無で溢れる心に蓋をして
すべての記憶を水底に閉じ込めた。