秘密の部屋


「夜蛾センセ!」
「学長就任!」
「「おめでとー!」」

パンパンとクラッカーが弾ける。夜蛾さんは驚いたように目をパチクリさせた。ちょっとかわいい。クラッカーから飛び出た紙テープがふわりと夜蛾さんの頭に乗ると、私、悟、傑、硝子は大笑いした。

「…オマエ達からこんなに祝ってもらえるとはな。…ありがとう。」

少しだけ照れたように笑った夜蛾さんに、私達は顔を見合わせて飛びついた。

「お祝いに飯でもいこうぜ!」
「今日は私達が奢ります。」
「お祝いだからぱぁーっと焼肉でも行っちゃう?」
「さいこー。」
「夜蛾先生、じゃなくて、夜蛾学長は何食べたいですか?」
「オマエ達が食べたいものならなんだってかまわん。」
「遠慮すんなって夜蛾学長!」
「学長の好きなものはなんですか?」
「折角だしわがまま聞きますよー。」
「そうか。…なら、またもつ鍋でも食べに行くか。」
「よっし、じゃあさっさと任務終わらせて、もつ鍋食おうぜ!」

シュルシュルと紙テープを巻き取って、私達は任務に向かった。1級呪霊3体の祓除。こんなもの私達にかかればあっという間に終わるわけで、高専に戻る車内で私達は夜蛾さんへのサプライズ第二段の準備を始める。中学時代に5人で食べたもつ鍋屋さんを予約して、サプライズのケーキも買ってお店に向かった。夜蛾さんにお店に直接来るように連絡をすると、私達は悪戯っ子みたいに笑った。夜蛾さんがお店について、皆でもつ鍋を囲む。夜蛾さんには私がお酌して、皆でわいわい盛り上がった。もつ鍋を〆まで堪能して、傑が店員さんに合図を送ると、店員さんがケーキを持って来てくれた。

「こんなものまで用意してくれたのか。」
「今日はお祝いですからね!」
「よっ!夜蛾学長!」
「おめでとうございます。」

ケーキを切り分けて、『夜蛾さん、学長就任おめでとう!』と書かれたチョコ板を夜蛾さんの分のケーキに乗せる。皆でケーキを食べて、夜蛾さんもご満悦の様子だった。高専に戻ると、私達はそれぞれ寮に戻った。私は寝支度をして、寝る前にばぶパンダに会いに行こうと一人部屋を出る。パンダ部屋に入ると、どうやら夜蛾さんも来ていたらしい。ばぶパンはぐっすりお眠中だった。夜蛾さんが私に気付くと、酒で少し赤くなった顔でフッと笑った。

「どうした、理玖。」
「ちょっと夜蛾先生に会いたくなって?」
「パンダに、の間違いだろう。」
「勿論パンダにも会いたくて来ました。」
「…思えば、オマエと出会ってから色々あったな。織神にはオマエの事をこれでもかというほど頼まれている。何かあったら遠慮なく言え。」
「はぁい!あ、そうだ、夜蛾学長!」
「どうした?」
「折角なので、夜蛾さんに何か恩返ししようと思って!とりあえず肩でも揉みます!」
「…フッ、」

私は夜蛾さんの背後に回った。おぉ…相変わらずガッシリした大きい背中だ…!肩に手を置いてとりあえずもみもみ。ぬぬ…、かなり凝ってますなぁ…!

「お客さぁん、めちゃめちゃ凝ってますねぇ?」
「ああ、まあな。」
「これじゃあ身体も辛いでしょう?今日は理玖ちゃん特別マッサージフルコースでサービスさせてもらいますねぇ!」
「…なんの店だ?」
「勿論大人のマッサージです。」
「どこでそんなものを、」
「冗談ですって!ジャケットあるとやりにくいので、とりあえず脱いで下さい!」

夜蛾さんがジャケットを脱いだ。首や肩を揉み解している内に、夜蛾さんはこっくりこっくり船を漕いだらしい。相当疲れ溜まってるんだろうなぁ。学長になるって結構責任とかプレッシャーとかヤバそう。あの腐ったミカン達とも関わる機会も増えるだろうし…。…疲れもそうだけど、男の人は色々溜まるだろうし、夜蛾さんも結構溜まってそう。え、どこで発散してるんだろう。1人で?それともお店?え、まさか恋人とかいるのかなぁ?ヤバ、ちょっと想像したら面白いわ。いかんいかん、笑っちゃダメだ。私は夜蛾さんの体をそっと寝かせて、パンダ部屋に転がっていたクッションを枕代わりに頭の下に差し込んだ。んー…酒の力で寝てるとは言え、ここまでされても起きないなんて、相当だな。…ふふふ、ちょっと悪戯しちゃお。

「失礼しまーす。」

私はそっと夜蛾さんのズボンに手を伸ばす。夜蛾さんは小さくイビキを搔き始めていた。ズボンのファスナーを下ろして、パンツも少しずらしてっと。へにょんと萎れたままのそれをぱくりと口に咥えた。寝てる相手にこんなことしたことないからな、どこまでやったら起きるんだろ?ちょっと楽しみ。1人でちゅぱちゅぱと夜蛾さんの夜蛾ちんを舐め扱いた。少しずつ固くなってきた夜蛾ちん。相変わらずイビキが聞こえる。挿れたら流石に起きる?え?起きるかな?どうだろう?もうちょっと口でしてみるか?舌で少しずつ大きくなってきた竿を舐めあげる。ピクリ、と夜蛾ちんが震えて、思わずくすくすと笑った。唾液を絡めながらじゅぽじゅぽ音を立ててみるけど、夜蛾さんは一向に起きる気配はない。あぁ、夜蛾ちん舐めてたらなんかムラムラしてきた。挿れていいかな?勝手に挿れたら怒られるかな?ていうか舐めてる時点で怒られるか?じゃあ挿れたところでだな!私はルームウェアを脱ぎ捨てて、夜蛾さんのズボンとパンツも汚れないようにもう少しおろした。流石に寝てる成人男性相手を完全に脱がせるのは無理だった。夜蛾ちんを割れ目に宛がう。ちょっと興奮してたのもあって、私のそこは触らずとも準備万端な程に濡れそぼっていた。

「んっ…はぁ、」
「…ぐごごご…、」
「へへっ、まだ寝てる…、」
「ぐがっ、…んごご…、」
「夜蛾さんちょっとかわいいかも?」

夜蛾さんの腰もとに手をついて、ゆっくりと動き出す。ぴくり、と夜蛾さんの頬が動いた。私はさらに腰を深く落としてみる。

「んぅ…、」
「はっ…ぁ、ン、」
「…ん…?」
「ん…、あっ、はぁ…、起きちゃった?」

夜蛾さんがうっすらと目を開けた。私は夜蛾さんの体に覆いかぶさって、キスをした。舌を差し込むと僅かにビールの味がする。夜蛾さんが目を見開いた。

「んんっ!?な、にをやってるんだ、理玖!!」
「んふふっ、なにって、大人のマッサージをしてます!」
「くっ…、こら、やめろ、離れるんだ。」
「お客さん、まだお時間いっぱいありますからねぇ?」
「大人を揶揄うんじゃない、」
「その割には、さっきより大きくなってますけど…夜蛾センセ?」

ニヤリと笑って見せると、夜蛾さんは腕で目を覆った。私はかまわず腰を振る。夜蛾さんが小さく唸っていてかわいい。

「ぁっ、ン、先生って呼べるの、今日までだからっ、いっぱい、呼んであげますねっ、」
「理玖…やめるんだ…っ、」
「やめませんっ、あっ、ほら、先生だって、んっ、興奮してるじゃないですか、」

夜蛾さんはまた小さく唸った。と思いきや、私の腰を掴んで下から思い切り突き上げ始めた。

「ひゃっん!あっ、先生っ!」
「大人を、揶揄うと痛い目を、見ると、」
「あんっ、教えて、私悪い子なんですっ、」
「くっ…、」

夜蛾さんが起き上がって対面座位になると、私は夜蛾さんの首に腕を回してキスをした。夜蛾さんの舌が私の上顎をなぞって擽ったい。唇が離れると、私は夜蛾さんの耳にちゅっとキスをして囁く。

「教師と生徒、って興奮しませんか?」
「…オマエは生徒以前に、俺の後輩の娘だぞ。」
「じゃあそれも相まって、イケナイ関係ですね?」
「…躾のなってないガキだな。」
「ふふ、そう言いつつも夜蛾先生ったら、ぁっ、」

どさりと体を倒されて、夜蛾さんは私の腰を掴んだ。夜蛾さんも本気でヤる気になったらしい。

「教育的指導だ。」
「夜蛾先生のえっち。」
「オマエが先に始めた。」
「あっ、ぁ、ン、ふふ、先生っ、すきっ、」
「減らない口は塞ぐぞ。」
「んっ…あ、先生っ、」

激しくなった律動に私は夜蛾さんの首に掴まって啼いた。攻められながらも先生と呼ぶ度に、夜蛾さんは鼻息を荒くした。夜蛾さんも興奮してるじゃん…!えっち!!

「あっ、だめっ、奥だめっ、先生、イッちゃうから…!」
「理玖、お前は悪い生徒だ、」
「あっ、悪い子で、ごめんなさいっ、ああっ!」
「く…っ!」

夜蛾さんと同時に果てたらしい。荒くなった息のままキスをすると、カタン、と音がした。視線を向けるとばぶパンダがベビーベッドの柵の間からこちらを見ている。

「「あ…、」」
「…ばぶぅ。」
「パンダ、違うんだこれは、」
「はははっ、やばっ、」
「理玖!」

慌てて服を整える夜蛾さんに、私は笑い転げた。



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りんごあめ様リクエスト
【選択と宣託】
・夜蛾先生とのおせっせ

でした。
リクエストありがとうございました!
夜蛾先生とんおおせっせはアンケートのコメントにもあったので、先生編に入ったら書けそうだなと思っていたところでした。
夜蛾さんは結構堅物なイメージなので、教師と生徒という立場をしっかり弁えてそうだと思い、高専生編ではハグまでしか書いておりません。
リクエストを頂いてこういう形に成りましたが、いかがだったでしょうか…?
お気に召して頂けると幸いです。
リクエストありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております!

赫



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