【木】
射殺すような日差しは和らぎ、高く晴れ渡った空には雲が悠々と漂っていた。
私は入院生活と自宅療養を経て、屯所への道を歩いていた。大した怪我もなく、煙も吸い込んでしまったものの気道に影響はなかった。ただ、腕に軽い火傷を負い、足首を捻ってしまった。手にも細かい傷ができているが痕にも残らないようなものばかりだった。私に傷ができれば土方さんや近藤さんを撃つと息巻いていた松平長官も、今回は大目に見てくれた。勝手に突っ走った私の自業自得だ。土方さんたちに非はない。
一ヶ月離れただけの道を懐かしく思いながら歩いていると、前方に光る銀髪と大きな犬の姿が見えた。こちらに背を向けているので、まだ私に気が付いてはいない。
定春は白昼の往来の真ん中でお尻を下ろしており、銀時はリードを担ぐようにして引っ張っていた。しかし体重の差で銀時は全く前に進めていない。
「オイ定春ゥゥゥこんなとこでウンコするんじゃありませんっ!てめーのウンコはサイズもニオイも災害級だからぁぁぁ」
銀時の説得には耳も貸さず定春は気張っている。大きくてもやっぱり普通の犬なんだなあと少し感心する。
「楽しそうだね」
「これのどこが楽しそうに!」
定春の横から顔を出すと、銀時が振り返る。目が合うと力が抜けたように銀時はリードを持つ手を緩めた。その拍子に定春も脱力する。私たちは二人揃って「あ」と間抜けな声を出した。
【の】
攘夷浪士惨殺事件と旅籠屋火災
筆記 山崎退
発端となったのは、干物屋を営む男が密かに違法薬物を売買していたことだった。チンピラに紛れて、一人の攘夷浪士が干物屋を出入りしていることがわかった。男の名前は橋立。しかし結果から言えば、橋立は薬をある人物の元へ運んでいただけの人間で、薬の使用者ではなかった。
薬の使用者は旅籠屋、三ツ屋の料理人、古戸。古戸はかつて攘夷戦争に出兵していた攘夷志士だったが、敗戦後は行く先もなく、その日暮らしをするただの浪人に成り果てていた。そんなときに出会ったのが三ツ屋の主人、島蔵だった。島蔵は古戸を家に引き入れ、無償で食べ物と寝る場所を与えた。その恩義に報いるために、島蔵の妻亡き後は古戸が料理人となり、以来、島蔵と娘のチセ、古戸は三人で旅籠屋を切り盛りしてきた。三人は互いに手を取り合い、慌ただしくも穏やかな日々を送っていた。
そんな日々を壊したのは、古戸の攘夷志士時代の仲間達だった。彼等は敗戦後も攘夷を掲げていたが、廃刀令のご時世、生活は困窮していた。連中は潜伏場所を求め古戸の元を訪れた。三ツ屋を潜伏場所にさせてほしいと頼みに来たのだ。しかし、古戸は拒んだ。犯罪に加担はできない。なにより、三ツ屋に迷惑をかけるようなことはできない。古戸は二度と手を汚したくないとかつての仲間を追いやった。
だが、連中はしつこく古戸に付き纏った。一部の男は近年江戸で蔓延る宇宙産の違法薬物に手を出しており、とても正気とは言えない状態になっていた。お国を護らんとしていた奴らが、敵の持ち込んだ薬物で幻想を見るなんて道理が通らない。
このままではいつか島蔵やチセに危害を加えられると危惧した古戸は、ある日の晩に連中を呼び出した。金でも何でもいい。何でも渡すから、三ツ屋には手を出さないように頼むつもりだった。しかし、連中はチセを引き合いに出した。その瞬間に古戸の箍が外れた。気が付けば周りは血の海だったという。現場となった河原に遺体は放置し、使った刀は川に放った。
古戸は手を汚してしまった罪悪感、島蔵やチセに対する背徳感に苛まれ、連中が使っていた薬に手を出すようになる。河原で惨殺した攘夷浪士達の唯一の生き残りの橋立を使い、薬を運ばせた。橋立には薬を運ばせる代わりに生活費を渡した。しかし、橋立から三ツ屋に自分も置かせてくれと頼まれ、つい諍いを起こした。古戸には自らが既に厄介者であるのに、更に厄介者を招くわけにはいかないという思いがあった。橋立はそのことに腹を立て、夜半に三ツ屋に放火した。現場に残されていたライターオイルから足がつき、橋立はお縄についた。
古戸は薬物所持、使用、殺人の罪を負った。干物屋の男は、警察の目が届いていると気が付いた途端にさっさと逃げた。
「結局、一つの殺人事件が解決しただけでしたね」
急須でお茶を淹れる。調書を読んでいる副長は煙草を揉み消し、お茶を受け取った。一口啜り、湯飲みを机へ置く。
「美味くねぇ」
「ナマエちゃんが淹れたのと比べんでください」
「つーか山崎」
はい?と返事すると、副長が俺の後ろに回り込む。腕が首に回され、思い切り締め上げられる。
「てめーが早く復帰してればこんな回りくどいことになってねーんだろうがァァァ」
「ちょっ副長ギブギブギブ!マジで死にますゥゥゥ」
しかし、副長の言うことは尤もだった。俺が張り込みの神様に拘らなければ、体調を崩すこともなく三ツ屋に張り込みなり潜入なり出来たのだ。一介の女中であるナマエちゃんが無理をすることもなかった。それに、副長や局長はナマエちゃんに傷一つでも付ければ命はないと松平のとっつぁんに脅されていたらしい。しかし実際、ナマエちゃんは軽い火傷や怪我を負ったけれど、副長達は健在だ。火事のあとに拳銃を持って病室へ乗り込んできた長官をナマエちゃんが止めてくれたらしい。
容赦なく首を締めてくる腕をタップし、ようやく解放される。噎せる俺を尻目に、副長は涼しい顔で時計を見遣る。
「そろそろ面会の時間じゃねーのか」
「面会?」
「三ツ屋の主人が古戸に会いにきてるだろ。様子見てこい」
部屋を出ようとした俺に、それ終わったらマヨネーズ足りねーから買ってこいと副長が付け足す。悲しいかな、使いっ走りは慣れている。
古戸はまだ取り調べが完全に終わっておらず拘束されている。しかし、日々の取り調べに加え薬物依存の影響もあり、日に日に衰弱していた。恐らく本人はそんな姿を恩人になど見せたくはないのだろうが、三ツ屋の主人達ての希望により面会が叶った。
【実】
緑の豊かな公園では子どもたちが遊具で遊んでいる。木陰の下のベンチに座っていると、ごみ捨て場から銀時が戻ってきた。後ろをついて歩く定春はどこかすっきりとした表情をしている。背凭れに腕を乗せ、銀時が隣に腰掛ける。定春は足元に大人しく座った。久しぶりに触れる柔らかい毛並みの頭を撫でると、気持ち良さそうに定春は目を細めた。
「もう仕事いいのかよ」
足を組み、銀時が訊ねる。その横顔はどことなく不貞腐れているように見える。私が手を止めると、定春はもっと撫でろと言わんばかりに頭を押し付けてきた。私の腕が持ち上げられ、着物の袖がずり上がる。
「うん、もう落ち着いた」
「何だよそれ」
食い気味でぶつけられた問いに「え?」と訊き返す。銀時の視線の先には腕に巻いた包帯があった。
「あ、火傷したの」
「火傷?」
「大したことないんだよ」
「そういう問題じゃねーだろ」
「薬つけてれば痕にもならないって。ね、定春」
アーモンド型のつぶらな瞳がきょとんとして私を見上げる。一方の生気のない瞳は腑に落ちない様子だった。潜入捜査は終わったが、他言してはならないことに変わりはない。
「そういや、歩き方も変だった」
驚いた。鏡で見たわけではないけれど、自分では普段と変わらず歩けていると思っていた。銀時は意外に人のことをよく見ている。
「ただの捻挫」
「……」
「なに?」
「……べつに」
妙な間があったものの、銀時は追求してこなかった。
【は】
打放しコンクリートの面会室は寒々としており、パイプ椅子に座る古戸の背は丸まっている。屯所に来た時よりも十歳ほど老け込んで見える。仕事柄、薬物依存の犯罪者と相対することもままあるが、薬物依存者の末路は総じて悲惨だ。脱却するには本人の強い意志と周囲の根気強い支えが必要になる。
面会室へ三ツ屋の主人が入ってくる。人の良さそうな顔の男だ。入り口に突っ立っている俺にお辞儀をし、静々とパイプ椅子に座る。主人はガラス越しに古戸へ呼びかける。穏やかな声色だった。
「フーさん、やつれたねぇ」
古戸は無言のままだ。
「ちゃんと食べているのかい?フーさんは放っておくと平気で食事を抜くからね」
僅かに身動ぐが、相変わらず言葉はない。主人は膝の上で手を組み、緩やかに口角を上げたまま話し進める。
「三ツ屋にはもう何も残っていないよ。家財道具も全部燃えてしまった。でもね、またやり直そうと思ってる。場所なんかどこでもいいんだ。チセがいて、フーさんがいるなら私はどこでもいい」
「……シマさん、俺はもう料理人じゃない」
ようやく口を開いた古戸だが、その声には生気がなく、風に吹かれて消えそうなものだった。静まり返った面会室の中で、かろうじて聞き取れるくらいだ。僅かな調子の変化も聞き漏らさないよう耳を澄ます。
「人をたくさん殺した。薬にも手を付けた。もう俺は料理人には戻れない」
主人はじっと古戸の言葉に耳を傾ける。続く言葉がないことを確認すると、フーさん、と諭すように語りかける。
「攘夷志士でもなくても、料理人でなくてもいいんだよ」
古戸がゆるゆると顔を上げると、初めて二人の視線が合う。
「ただ私たちの家族として、また戻ってきてくれないかい」
深い慈愛に満ちた願いが、古戸の窪んだ目に涙を滲ませる。古戸は顔を片手で覆い、机に額を着けて嗚咽を漏らしていた。
そっと取調室を出た俺は灰色の天井を見上げる。人は人の手によってしか再生できないのだ。
【本】
屯所へ行くと告げて銀時と別れた。擦れ違う隊士から久しぶりですね、と何度か声をかけられる。土方さんの計らいで私は実家に帰省していることになっていた。今更ながら、手ぶらで戻ってきてしまったことを後悔していた。
「きみは行かなくていいのかい」
通りすがった部屋から聞こえてきた近藤さんの声に足を止める。僅かに開いた襖の隙間から室内を窺うと、縁側に近藤さんの大きな背中とチセの華奢な背中が見えた。
土方さんから今日は古戸さんと島蔵さんの面会があると聞かされていたので、チセも来るのではないかと私は屯所へ来たのだ。しかし、チセが一人でいるということは古戸さんには会っていないのだろう。
「どんな顔して会えばいいのかわかんないです」
チセは弱々しく答える。傷は時間と共に癒えても、心だけは時間だけでは癒えてくれない。記憶は薄れ、忘れていくことはできても、ふとしたときにそれは浮かび上がってくる。消し去ることなどできない。
「チセくん。古戸がなぜ薬に手を出したか知っているか?」
「……それは、自分を責めて」
「ああ、そうだ。奴は自身に立てた誓いを破り人を殺めてしまった。しかし護るべきものを護り通すために取った剣なら、俺は汚れているとは思わん。そしてきみも、あの男を護りたかっただけだろう」
近藤さんは淀みがない。どこまでもまっさらで、偽りがなく、純真だ。その愚直なまでの純真さは時折行き過ぎてしまうこともあるけれど、嘘偽りがないからこそ人を突き動かすことができる。
「ただやり方を間違えてしまっただけだ。きみもあの男も間違えただけなんだ。自分や周りとの向き合い方をな。しかし間違えたからなんだと言うんだ。間違えたならやり直せばいい。あの男が罪を償ったあと、シャバに出てきたあいつのケツを引っ叩いてやれるのはきみだけだ。だからきみは生きにゃならん。侍としてでも料理人としてでも、ただの一人の男としてでも何でもいい。あいつが再び、人としての矜恃を取り戻すために」
チセの頭が下がっていき、鼻を啜る音が聞こえてくる。近藤さんはチセの背中を力強く叩く。
「泣け泣け!きっとこれからきみは強くなるぞ!」
特別武装警察、チンピラ警察、幕府の犬――。真選組を表する言葉は多々あるけれど、大概の世間の人は彼等を揶揄している。真っ黒な制服に身を包み、刀を片手に街を闊歩する姿は確かに威圧的で、決して皆人相が良いとは言えない。でも、彼等は確かに江戸のため、人のために戦っていて、それらを護っている。その刀に侍、武士としての誇りをかけている。
かつて私は、刀とは人を斬るためのものとしか思っていなかった。でも、火の中を駆けてきた沖田さんや土方さんの姿、近藤さんが今携えている刀には全くそんな色がない。刀は人を斬るための道具ではない。人を護るために振るうものだ。
木刀を提げた銀時の姿が浮かぶ。あの頃の銀時にも、何か護りたいものがあったのではないだろうか。だとしたら私はあのとき、とても無粋だった。
【へ】
スーパーの自動ドアを潜る。ビニール袋に大量に詰まったマヨネーズは見るだけで胸焼けがしそうになる。俺の上司はこれを白米にこれでもかとぶっかけ、毎日食している。あれだけハイカロリーなものを食べているのに体型が一切変わらないのは真選組七不思議の一つに数えられるだろう。
「ようジミー」
「旦那」
半分脱いだ着流しに片腕を突っ込んだ万事屋の旦那が手を振る。この人は神出鬼没で、街で出会すこともままある。傍らには定春くんを連れている。
「ちょーっと訊きたいことあんだけど」
肩に腕を回される。重いですよと抵抗しても離されることがない。これは嫌な予感しかしない。
【落】
目の周りを赤くしたチセが部屋から出てきた。足早にその場を去ろうとするチセを引き止める。
「ごめん、チセ」
茶色い絆創膏の巻かれた手や頬。髪の毛先は不揃いになっている。きっと火で燃えてしまったのだろう。隠れているけれど、他にも怪我はあるはずだ。
チセはゆっくりと踵を返す。古戸さんが教えてくれた、チセは意外に気が小さいという言葉を思い出す。嘘をついて騙していたのは私のほうなのに、おそらく私に負い目を感じているのだろう。視線は板張りの床を向いている。
「ずっと嘘ついててごめん、チセ。私、本当の名前はナマエって言って、真選組の」
「いいよ言わなくて」
入院してるときに聞いたとチセは呟く。許してもらおうとは思っていない。ただ謝りたかった。土方さんは私がチセを助けたと言ってくれたけれど、もしも私がもっと早くに古戸さんの異変やチセの心の機微に気が付いていたらと思うと、三ツ屋はあんなことにはならなかったかもしれない。
チセは少し黙したあと、下唇を噛んでから私を見遣る。
「嘘つきは嫌い」
「……ごめん」
「でも、会えてよかったと思ってる」
絆創膏で引きつる頬を持ち上げ、チセがぎこちない笑みを見せる。
「またどっかで旅籠屋をやる。親父とフーさんと。だから遊びに来てよ」
絆創膏の巻かれた手が差し出される。その手を取ると、温かな体温が伝わってきた。潤んだ目を向けるチセに、強く頷く。
「絶対行く。絶対行くよ」
【つ】
ビニール袋の擦れる音に顔を上げる。面会の様子を見たあとにマヨネーズを買いに行かせた山崎がやっと帰ってきたのかと思ったが、障子に映る影は山崎のそれではなかった。それを確認すると同時に障子が開く。
「部外者は立ち入り禁止だ」
「ゴリラストーカーが大将の奴に言われたかねーな」
現れた万事屋は仏頂面で俺を見下ろした。マヨネーズが大量に入った袋が畳の上に無造作に置かれる。
「……山崎はどうした」
「さあ?その辺でミントンしてんじゃねーの」
確かに山崎は隙を見てサボるきらいがあるが、面会の報告もせずに仕事を放るような奴ではない。大方、万事屋に何かしらちょっかいを出されたのだろう。
煙草を一本手に取り、口に咥える。しかし、火をつけて間も無く、それは引き抜かれた。股を広げてしゃがんだ万事屋は奪った煙草を灰皿に押し付けた。不可解な行動に眉を顰める。
「何しやがんだ。用がねえならとっとと帰れ」
「何もなくてこんなむさっ苦しいとこ来るかよ」
「じゃあなんだよ。用件ならさっさと言え。てめーと違ってこっちは忙しいんだよ」
「へーえ。忙しかったら民間人をてめーらの仕事に巻き込んでいいんだ?」
二本目の煙草に伸ばす。
「なんのことだかさっぱりだな」
「とぼけてんじゃねーよ。ナマエをおたくの潜入捜査に使ったそうじゃねえか」
ナマエの潜入捜査については箝口令を敷いている。そもそも、それを知っているのは組内でもほんの一部の人間だ。どうりで山崎が帰ってこないわけだと合点がいった。どういう脅しをかけたのかは知らないが、山崎から聞き出したに違いない。しかし山崎の安否などこの際どうでもいい。面倒な奴に知られてしまった。煙草に火をつけ、肺に煙を流し込む。
「それはアイツが自分でやると言い出したことだ」
「やるっつったら何でもやらせんのかよ」
「できることがあるならやりたい。アイツがそう望んだ」
素早い動きで胸倉を掴まれる。捩れたスカーフが顎を擦り、万事屋の膝が当たった机から湯呑みが転がる。飲みかけの茶はこぼれ、畳の上に水滴が飛び散った。
その瞳には明らかな怒りが滲んでいるが、声はそれを押さえ込もうとするように低く静かなものだった。その気迫に一瞬怯む。
「ふざけてんのか」
「……至って真面目だ」
「攘夷志士もいるような場所にアイツほっぽったんだろ?火傷や捻挫だけで済まなかったらどうするつもりだった?」
喉元を圧迫する腕を掴む。引き剥がそうとするが、ぴくりとも動かない。馬鹿力が、と内心で悪態をつく。
「二度とアイツにそんな真似させんな」
突き放すようにして胸倉から手が離される。俺は畳に片手を着き、その拍子に咥えた煙草から灰が零れ落ちた。万事屋はゆらりと立ち上がり部屋を出て行った。
舌打ちをして体勢を立て直し、吸いかけの煙草を灰皿へ置く。これまで数え切れないほどの凶悪犯と相対してきたが、万事屋の形相は凶悪犯にも勝る、まさに鬼の形相だった。飄々として本心を明かそうとしない奴が、あれほどまでに躍起になるわけがある。それは単なる情とも違う、ある種の執着、固執であるようにも見えた。
捩れたスカーフを取っ払う。水滴は畳に吸い込まれ、しみになっていた。
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