刀剣乱舞で古典単語140字ss
タイトルが古典単語、台詞が現代訳


294.さらなり(更なり)

慌てる兄弟に囲まれる大将の姿を見て、小さく息をつく。大した怪我じゃねえが、明らかな刀傷。大方手入れの最中に船を漕いでたんだろう。手入れには気をつけろ、と注意した。「勿論、言うまでもないだろうけどな」
ったく。歌仙の旦那に言わずに見逃すのは今回だけだぜ、たーいしょ。

さらなり(更なり)
○言うまでもない、もちろん

タグ: 薬研藤四郎

295.はた(将)

それは漸く本丸にやってきた長兄の練度上げの最中。避けたはずの攻撃が遅れて僕に襲いかかる。
「っまた… !」
くっー軽傷を負う覚悟を決めた時、
「…やはり」
いち兄は、太刀の後ろに隠れていた短刀を斬り伏せた。大丈夫か乱、と問ういち兄に、やっぱり敵わないなあと思う。

はた(将)
○やはり、また


タグ: 乱藤四郎

296.かたへ(片方)

主が床に伏せたと、遠征から帰れば全刀揃って主の側にいた。そこに空白。「片側をどうして空けて、」ーああ。俺の場所か。誰もが主の近くに座りたいはずなのに。近づく俺に主は目を向けた。「…近侍は傍にいる」俺の言葉に安心したように主は…彼女は微笑み、そして息を引き取った。

かたへ(片方)
@傍
A片側

タグ: 骨喰藤四郎

297.ほだし(絆)

主は秘密主義。皆が寝静まった後で、一人泣く。それを知るのは夜間警護にあたる短刀脇差、そして俺。主が何を思って泣くのか。そんなの変わってしまった現世に決まってて。「柵なんて、束縛なんて、」捨てちゃえばいいのにーボソリと呟いたその言葉は。淡い光も放たずに闇に包まれた。

ほだし(絆)
○しがらみ、束縛

タグ: 蛍丸

298.ためし(例)

土や血で汚れた白い着物を気にせずに、いつも貴方は笑っていた。儚げな顔とは裏腹にその笑顔はーー
「例えるなら、そうね」
人の様に明るく、鶴の様に気高く。
主と刀。神と人。まるで貴方のようなズレを孕んだあの世界で、世界を信じられないあの場所で。あの笑顔だけは本物だった。

ためし(例)
○例

タグ: 鶴丸国永

299.まねぶ(学ぶ)

人の身体を得ると言うのは、不思議なことだと思う。喜怒哀楽。オレを打った刀工や、沖田君のように。だからね、人らしく生活するほど思う。この気持ちはなんなのって。
「人の真似をしただけなのかなあ」
なんて、答えはわかってるけど。ねえ主、オレはこの気持ちをどうしたらいい?

まねぶ(学ぶ)
○まねをする

タグ: 加州清光

300.からし(辛し)

暗闇の中で感じ取れるのは、微かな気配。太刀に生まれた己を恥じることはせぬが、役に立てぬのはーー
「つらいものよ」
振り向きざまに敵を斬り伏せる。しかし、一息つく暇もなく、感じる敵短刀の殺気。間に合わぬか。
「あぶないですよ!!」
…ふむ。やはり闇は短刀の持ち場か。

からし(辛し)
@ひどい、つらい
Aあぶない

タグ: 三日月宗近

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