(色々つめ)
書き途中になったもの【アルファルドと創生記念祭】
「お前はいかんのか、アルファルド」
世界樹の大発光により、世界樹が見える広場にいた者が一番強く想っている死者が戻ってくる、という噂でもちきりになっている今、アルファルドは1人の広場とは逆の方向へ進もうとしていた。
学長がアルファルドに声をかけて、お前ならすぐ原理がどうのと食いつきそうだったが、と言う。
「あー…すみません学長。俺はちょっと遠慮します。
学長はどうぞお行きください」
すみません、とアルファルドは謝り、逆の方へと歩を進ませた。
アルファルドの顔色は少し悪く、気分も悪いようなのか、少し短く息をしていた。
(それもこれも全部あの男に会ったからか)
ドッと自身の体を壁に支えさせ、アルファルドは深く息を吐いた。
今日の午前、闘技大会でアルファルドはある1人の男に出会った。
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【市子が志月さんの背中を押すはずだった】
「あんたの中で、誰を一番守りたいか、もう答えは出てると思うがな。
君は、誰に君の想いのたけを伝えたい?
…私じゃ、ないだろう?」
志月店から出る。駆け出す。
「さてさて、君はそれで隠れてるつもりかな?」
「!気づいてたんすか」
おくるでてくる
「気配でバレバレや。裏口から来たのか?」
「っす。なんか、取り込み中っぽかったんで…」
「…心配した?」
くすっとわらい尋ねる。
おくる目を瞬かせ笑い
「してないっす」
「ふふ」
市子笑いながらおくるの肩に顔をあてる。
「うまくいきますかね」
「大丈夫さ、きっと彼らはね。
乗り越えれるよ。あの二人なら」
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