(どうか、元気で)

「いけ!エレノア!」

「暁の灯火を!」


ウルダハを追われ逃げていく中仲間たちは次々と足を止め、私に先に行けという。
置いていきたくない、できるわけがない、と思うが暁のみんなの目を見ると立ち止まるわけにはいかなかった。

後ろ髪を引かれる思いで私は駆ける、駆ける。
どこへ、行くのだと言うのだ。暁の灯火を消さないところへ、と自問自答しつつ。

捕まってはいけない、捕まるわけにはいかない。私は託されたのだ。
残してきたみんなの顔を思い浮かべて溢れた涙を拭い、私はただひたすらに、がむしゃらに、駆けた。




どうか、元気で
(ミンフィリアの声が)
(聞こえた気がした)

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