(肯定をくれたのは)

「……では、春夏冬 紅。空を望んだ哀れな籠の鳥。桜の檻が、あなたの棺となるでしょう」

あぁ、この女は。…初めてその声を聞いた時から癪に触る女だった。
誰よりも、あの中で俺のことを見透かしていたのはあいつか。

「鳥籠の次は、箱庭とは。あなたも災難ですね」

如何にもこうにもこの女は。俺の神経を逆撫でしたくて仕方がないのか。全くもって表情が変わらないのが不気味だ。嫌いだ。憎たらしい。

けれど。

お前は俺の作品を"褒めた(評価した)"数少ない人間だった。それだけが、お前への評価を狂わせる。眠ってしまう俺にはもう、どうだっていいことだろうが。

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