(夢見る景色)
「春が来たぞ。ハッカ」<春でござるな〜父上。桜が綺麗でござる!>
画面の中でハッカがクルクルと回る。液晶の向こうの桜は咲き誇り、空は青い。
「…こっちも、早く桜が咲くようになればいい」
<でござるな!…復興は始まったばかりじゃけん、拙者も紅葉殿たちにしっかり貢献するでござるよ〜!>
「ハハ、電子関係は頼りにしてるでござるな〜」
ぴょこんぴょこんと跳ねるハッカを画面越しに撫でる。絶望的事件が。…絶望王がいなくなって、様々なことが収束し始めてしばらく経った。街並みはまだひどいものだが…徐々に復興が始まっている。
「お前にこっちの桜を早くお披露目できるよう頑張るよ。もちろん、秋には紅葉もな」
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