(君を傷つけるもの全て、)

「止まれ、エレオ」
「どけ、マコト。あいつは僕が殺す」

ゆらりとまるで黒いオーラを纏っているかのような、長身の男…エレオ・アルバニアは、自身よりも小さい、だが気迫は負けない男であり仲間のマコトを睨みつけた。
「今出て行っても事態は好転しない。それよりロロラや他の者たちの治療を優先しろ。治療術の心得があるだろう」
「あいつらは、自分たちも傷つけられることを承知の上でこちらに攻撃したんだろう。だから、どけ。ロロラの痛みを返してやる」

マコトはため息を吐いた。この男は、普段冷静でありながら…ストッパーが取れたり、いなくなったりするとすぐ手綱が効きにくくなる…と。

「…少し眠れ。話は後で聞く」
そうして、ロロラたちが治療を受けている場所に戻って来たマコトは、肩にエレオを抱えていた。

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