(平穏な日々)

「シロヤ!」

白い髪を揺らすお前が、満面の笑みを浮かべてこちらに手を振る。
ラベンダー畑の中に立つお前の白はよく映える…と俺は目を細めた。

「京子、はしゃぐのはいいが転けるなよ」
「大丈夫だ!きっと転ける前にシロヤが助けてくれる!」
「…他人まかせだな」
フ、と少し笑い、彼女の元へと向かった。世界も平和になったものだ。と、彼女の笑顔を見ていて思う。
敵軍である俺達がこうも穏やかに出掛けられているのだから。

「シロヤ!今日は私、お弁当を作って来たんだ!!自信作だぞ!」
「……そうか」

ニコ……と浮かべた笑顔が、先程よりかたかったことは言わなくても分かることだろう。

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