彗星探し

の、記念日。まだ一年と考えても三分の一。喧嘩もなく無事三ヶ月という危機を乗り越えたけれど、吉と出るか凶と出るか。未来のことはわからない、でも、少しでも沢山笑って過ごせたらいいね。愛しいドラゴン、今日も大好きよ。

妬かないといえば嘘になるし、独占欲だってある。でも私が欲しいのはキバナっていうただの男なの、ドラゴンストームじゃない。だからファンの子やジムリ仲間と仲良くしていて欲しい。バナのことが本気で好きって子もいるだろうけど、そういう子に嫉妬してというよりは「まあ、私が彼女ですけどね？」ってスタンス。だからあんまりヤキモチしない人間だと思われてるみたい。そんなことはないんだけどなぁと思いつつ、不安を見せた時に言ってくれる「あげる」が聞きたくてついつい秘密にしちゃう。ズルい年上に捕まったと諦めてほしいところ。

「ケイはオレの大事なものごと大事にしてくれるよな」から始まった、愛の言葉。こっちが恥ずかしくなるくらい熱烈な言葉を吐いたくせに自分が一番照れているのが、可愛くて仕方ない。キミの一番は相棒たちのものだから、私には恋人という枠を用意してね。それなら唯一無二でしょう？

付き合って3ヶ月半、らしい。あっという間だねぇとお互い言い合って。バナの腕枕でベッドで横になって戯れるのが気恥ずかしいけれど好きだなと思う。大きな体に擦り寄るのも、長い腕に包まれるのも、仄かに香るシトラスの香りにも随分と慣れてしまった気がする。ダメ人間になりそう。