「町田のそのジャージ、みたことあるな。」
そう指摘を受けたのは、偶然にも中学時代のジャージを着ているときだった。
ガチャガチャとカゴにボトルを回収しながら回っていると、しゃがんで菅原と澤村の間に入ったとき声が聞こえた。
「…あー、そう?」
「あぁ、俺もそれは思ってたんだよな。」
逆側に座っていた東峰の一言で、部員全体から注目を浴びることになる。
うわーうわー、バレないと思ったらさっそくバレそうだ。ちょうど指定のジャージを洗濯してしまってなかったんだよ。だから、予備にこれを持ってきてたんだけど、まさかそれが仇になるとは。
あはは、と笑いながら、ジャージの腰のあたりを隠しながら後ずさる。
やべぇ…ここでばれたら、いろいろ面倒そうだ。