リドシル未完成ss詰め

小話

「多分、貴方今知りたいことはホグワーツの図書館ひっくり返したって見つからないと思うわよ。」

突然、背中からかかった声に身体が強張る。相当、目の前の本に熱中していたらしい。
素直に驚いた反応をすれば彼女は心底愉快そうな笑みを浮かべ揶揄ってくるのだろう。それが分かっているから余裕そうないつもの顔で振り返る。
「ごきげんよう、シルヴィア嬢。こんなに天気のいい休日にじめじめして薄暗い図書室の隅までくるなんて相当な物好きなんだね。」
「そのセリフ、そっくりそのままお返しするわ。あぁでもトムリドルは風邪をひいて寝込んでいるらしいわね。」
「それ、どこで?」
「大広間で騒いでいたわ。…大変、トムリドルって貴方のことじゃない。医務室まで連れて行ってあげましょうか? 浮遊魔法って人間相手でも使えるのかしら」


顔に手を添えて小首を傾げ心底気遣わしげな表情を浮かべる彼女に言いようもなく腹が立った