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ブラック スターレット スリザリン 親世代
メイベル・ブラック(旧姓:スターレット)
概要
聖28一族の1つとして数えられる、スターレット家に生まれた魔女。レギュラス・ブラックの婚約者であり、レギュラスのことを互いに溺愛している。
ホグワーツ魔法魔術学校においてはスリザリンに組み分けられている。
享年22歳。
人物
人間関係
ラルフ・スターレットとヴィオレッタ・スターレットの長女であり、レヴィン・スターレットの妹。弟、妹としてカイン・スターレット、レイラ・スターレットがいる。
婚約者としてレギュラス・ブラックがいる。本来であれば長男のシリウス・ブラックの婚約者になる予定だったが、メイベルがレギュラスとお互いに一目惚れをしたため、後述の理由でメイベルをそれなりに可愛がっていたラルフがオリオンにそれとなく交渉し(まだ確定していたわけではないというのも認められた理由の1つだが)レギュラスの婚約者となった、という経緯がある。この辺りの経緯をメイベルは知らない。
兄であるレヴィンとの仲は険悪の一言に尽きるが、特に嫌悪を抱いていたというわけではない。愛に忠実になりきれなかったのだろうレヴィンに対し憐憫を抱いており、放り出してしまえばいいのに、と思いながら接していたため、“スターレット”に染まりきることができなかったレヴィンから畏怖を向けられていた。実はレギュラスに出会う前の本当に幼い頃までの兄妹仲が良好だったことも。
弟や妹に対しても同程度。こちらは相手から負の感情を向けられていない分、レヴィンと比べると仲は良好と言える。
最愛のレギュラスとの間に3人の子供を設けている。
それぞれアルタイル・ブラック、サダルメリク・ブラック、シャーロット・ブラック。
子供に対する愛情は、“レギュラスとの子供であるから”というのが大前提のものであったが、それゆえに揺るぎない愛があった。自分が早くに亡くなることを確信していたため、自分の死後、子供が困らないように身を寄せる場所を周到に用意する程度には気にかけていた。
性格
レヴィンが十数年に渡って引き摺り続けた“スターレットの亡霊”そのもの。非常に愛情深いとされるスターレット一族の中でもその傾向が極めて強く、幼い頃にレギュラス・ブラックに出逢った折、一目見た瞬間から運命の相手、一生に一人だけの愛する人と認識する有様。ただそれでも一応は家族に対する情も僅かにだが持ち合わせており、レヴィンが望まぬ結婚をした際には焚きつけるようなことも言っている。通じてはいなかったが。
レギュラスと結ばれることだけが人生における最大の幸福であり、それが果たされてさえいれば大抵のことには寛容。
スターレット一族の人間らしく、自分の『運命の相手』以外は比較的フラットな接し方をするが、人間性から相性の善し悪しはあり、好意的に見る人間も、嫌悪を感じる人間もいる。大抵の親族には好意的だった。寮の先輩であったセブルス・スネイプのことは中でも好意的に見ており、自分の死後に息子の面倒を見てほしいと願っていた。
容姿
髪色、瞳の色は父譲りのブルネットと蜂蜜色。顔立ちは母親似。兄妹の中では唯一顔立ちが母親似であり、ただそれだけの理由で父親のラルフからはそれなりに可愛がられていた。ヴィオレッタに向けるそれとは、比べるのも馬鹿馬鹿しい程度ではあるが。
スラグホーンの部屋にあったスラグ・クラブの写真を見たハリーが「花のような美少女」と称している他、ブラック家にあった肖像画を見た数人が「すごい美人」と口にする点から、優れた容姿を持っていることは確か。
アルタイルの回想に出てきたメイベルはいつでも嫋やかで美しい、少女のような笑みを浮かべていたとされているが、これはアルタイルの記憶にあるメイベルが、常にレギュラスと一緒にいたからなのだろう。
略歴
生い立ち
1962年、聖28一族の1つとして数えられる、スターレット家の長女として生まれる。
両親であるラルフとヴィオレッタの仲は良好であったがそれだけで、家族仲の一点を言えばあまり良いわけではなく、大概の世話を乳母(屋敷しもべ妖精?)に任されていたレヴィンにとって、妹であったメイベルは特別な存在だった。
3〜5歳の頃、“婚約者に会う”という名目で訪れたブラック家の屋敷でレギュラスに出会い、一目で恋に落ちる。その様子を見ていたラルフがその場でオリオンにそれとなく交渉し、レギュラスとメイベルは婚約者になる。この点だけ、メイベルはラルフに感謝をしている様子。
この世の春を迎えたメイベルの一方、可愛がっていたはずの妹が“得体の知れないスターレットの女”になってしまったと感じたレヴィンとの仲は急激に悪化してしまう。
学生時代
1973年9月、ホグワーツ魔法魔術学校に入学、スリザリン寮生となる。純血貴族の家庭に育ち、またブラック家の婚約者となったこともあり、それに恥じぬ知識と魔法の技術を身につけるため入学前から自邸にあった本などで意欲的に、勤勉に学んでいた影響もあり、入学時点で下手な上級生よりも知識を持っていた。
その血と容姿、またブラック家の次男の婚約者という立場から、表立って疎まれることこそなかったが女子生徒から嫉妬を向けられることも多々あり、同級生の女子に馴染むことは卒業まで無かった。
スリザリンに入寮したレギュラスや仲良くしていたセブルスを通して、シリウス、ないし悪戯仕掛け人から目を付けられており、入学して間も無くは悪戯の標的になることもままあった。しかし大抵は自力で阻止したり、狡猾にも教師の前に誘導したりするなどしており、入学してから3年と経たないうちに標的になることは減っている。
1978年、レギュラスがヴォルテモートに傾倒し、死喰い人になってからもレギュラスから離れようと思うことは微塵もなかった。自身が死喰い人になることこそなかったが、運命を共にするつもりでいたため、レギュラスから勧められていればそうなることも厭わなかっただろう。
この時、メイベルはレギュラスと破れぬ誓いを交わしている。誓いの内容は「どちらかが死ぬ時には必ず傍にいること、どちらかを遺して死なないこと」。介添人にはセブルスが付いている。この時点で、どのような理由でそうなるかこそわからずとも、お互いがお互いのわからぬ場所で死んでしまう可能性を考慮していたと考えられる。
成人後
1980年、ホグワーツを卒業後にすぐレギュラスと結婚し、ブラック家当主夫人となる。レギュラスは死喰い人となっており、魔法界は闇の陣営の影響で殺伐としていたものの、表向きブラック夫妻は平和で幸福な生活を送ることとなる。或いは、二人からすればお互いさえいればどこでだって幸せであったのかもしれない。
1981年にアルタイル、1983年にサダルメリク、シャーロットを産んでいる。第一子であるアルタイルが産まれた時、破れぬ誓いの介添人になってもらったセブルスに対し、自分達が死んでしまった後に子供を頼むと伝えている。
1984年、屋敷しもべ妖精のクリーチャーが死にかけの状態でヴォルデモートの元から帰ってきたことで、レギュラスはヴォルデモートに失望する(この時、レギュラスが差し出せと言われていたのはもしかしたら大事な屋敷しもべ妖精のクリーチャーか、大事な奥方のメイベルのどちらか、であったのかもしれない。その場合、一矢報いることに対し明確な強い意志が生まれる可能性)。
レギュラスがスリザリンのロケットを破壊すると決めた日の朝、当人から「今日、多分僕は君との約束を破ってしまう」と伝えられる。その言葉に全てを悟ったメイベルは、セブルスに息子達のことを託す旨を書いた手紙を出し、その日のうちに故人となる。
その死に顔はあまりにも穏やかで幸福そうなそれであり、息子のアルタイルにひどいトラウマを植え付けた。
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