よしなしごと

▽2020/06/24(Wed)
アイナナメモ
環の結婚会見 一般の方、です いつから 出会いは?どちらから 矢継ぎ早 えーと・・・すげー優しくて 初めて会った時、こう、なんつーか・・・優しそうな人だなって思って。話してみたいって思って、で、話したらもっと知りたくなって。誰かを好きになるとか、そういうの分かんなかったけど、たぶんこれがそうかもって思いました・・・うわあああはずー!もうやだ じゃあ初恋を実らせたんですか うう、まあ・・・たぶん 
友だちとの会話 誰にも言えない 私がお付き合いしているのは、アイドルの四葉環くんだから。彼はまだ高校生 悩みとか、聞いてほしいこととかいろいろある。仕事との兼ね合いとか パンクしそう 万理 なまえ 万理さん なんか思い詰めたような顔してるよ すいません 俺でよければ話聞くけど ガス抜き 環くんの、ことで ああ、やっぱり 特にどうってわけじゃないんです ただ、やっぱり誰かに言えるような関係じゃないし まあねえ 歳の差とか うん へたくそな私の言葉を万理さんは黙って聞いてくれている なんか、甘えるのが難しく感じたりとかして ああ、そうだよねえ ぽろり え、えっ・・・!?ちが、すいません なんかほっとしたらつい涙腺が ハンカチ よく頑張ってるよ ***男物のハンカチ なにこれ なまえちゃん え?あ・・・万理さんのだ は?なんで持ってんの この間お借りして ふーん 俺から返しとこうか?ううん、事務所で会うし。お礼も言いたいから *なまえちゃん、バンちゃんのハンカチ持ってた ああ なんか、もやっとした 環くんのそういうところ、いいなあ は?自分の気持ちに素直なところ。長所だと思うよ よく分かんねーけどありがと・・・ こないださ なまえちゃんからいろいろ聞いたんだ いろいろって?んーなんだろ・・・愚痴、ではないし。あ、 学校でさ、付き合ってる子の話する子っているでしょ?うん、いる こんなに素敵な人と付き合ってるんだよ、って自慢したい時ってあるじゃん うん でもさ、なまえちゃんはそうするのが難しい立場だから あ・・・ 環くんはメンバーのみんなだったり、他にもふたりの関係を知っていて信用できる相手に気兼ねなく話せるけど、彼女はなかなかね 俺、そういうの全然気づかなかった でもバンちゃんは気づくんだね なんだかパンクしそうだったから そっか・・・俺、カレシ失格だな そんなことないよ ほんとはバンちゃんみたいな人のほうが、なまえちゃん幸せなんじゃねーのかな (甘やかしてあげて)
冷蔵庫へストックするための食材を買って寮を訪ねる。誰もいないと思いきや、
「あれ、環くん?」
「おー、おかえり」
珍しく、エプロンを着けた環くんがキッチンに立っていた。
「ごはん作ってるの?」
「ううん、みっきーの作り置きあっためてるだけ。あとはなんか適当に肉とか足したけど」
カレーの鍋の中にはごろごろと大きなお肉が浮いている。そういえば三月くんが明日の夕食はトンカツって言ってたけど、いいのかな・・・。
明日休み?と環くんは尋ねた。
「うん」
「俺もオフ。だからさ、今日はおもいっきり甘えていーよ」
思わず「え?」と口にした。
「万ちゃん言ってた。##NAME1##のこと、めいっぱい甘やかしてあげてって。だから今日はそういう日なの」
開いた口がふさがらない。万理さんめ・・・内緒って言ったのに。
 俺さ、なまえちゃんがバンちゃん頼ったのちょっともやもやしてんよ それは・・・ごめん いーの。分かってっし あのさ 歳の差は埋まらねーけど それ以外のとこで、もっとなまえちゃんに近づきたいと思ってる 環くん・・・ 俺、なまえちゃんのこと好きでいてもいい?そんなの・・・私こそ、ほんとに環くんのこと好きでいてもいいの?不安 なまえちゃんじゃねーと俺がだめなの 顔が近づく (わ、わ)初めてキス へへ いいにおい カレー作った 一緒に食べよ
空き時間、携帯の画像フォルダを開く。
この前の休みにしっかり返送してデートに行った時の写真を見て、思わず笑みがこぼれた。
「やっぱ可愛いーな・・・」
少しはにかんだように俺の隣で笑顔を見せる##NAME1##さん。うん、たまらない。
「(ほんと、付き合ってるとかまだ信じらんねえけど)」
夢なんじゃないか?って疑ってるところもある。
どっきりなんじゃないか、って。
そんなんされたら立ち直れないけど。
今なにしてんだろーな。
今日は休みだって言ってたしラビチャしてみっか、そう思って操作しかけた時、
「なになに、なんかの動物?」
「わーっ!!!!!」
楽屋に悲鳴が響いた。
「お、お、驚いた・・・百さんか・・・急におどかさないでくださいよ」
「ごめん・・・でも俺もかなりびっくりしたんだけど・・・」
ふたりしてどきどきしているのがだんだんおかしくなってきて、同時に笑いだす。
「そんで?何見てたの?」
「え?」
「かわいーって言ってたじゃん」
あ、いや、とかなんとか言ってごまかす。
なんか可愛い動物の写真持ってたか、と急いで検索する。
「ひょっとして好きな子?」
ひっ、マジかよ。
「いやいや、」
「そういやユキの幼なじみも彼氏できたんだってさ」
も、ってなんだ、もって。
「つっても三月には関係ないか、俺も聞いただけだし」
「へー、どんな人ですか?」
話題が移ったのをこれ幸いとばかりに食いつく。
「ユキ、その子のこと妹みたいに可愛がってるから変なやつじゃないか心配なんだって。だけど誰なんだって聞いても教えてくれないってぼやいてたよ」
へえ、なんか意外だな。
あの人にそういう部分あるのか。
 モモここにいたの 三月がさー なんでもないですって!なに?ユキの幼なじみの話してた ああ そうなんだよね ああ見えてなまえ、意外と頑固なんだよね え ん?あ、いや なまえさんて言うんですか そうそう 紹介してよって言ってもごまかすんだよね 昔みたいにこちょこちょするわけにもいかないし ユキはほんとにしそうだよね セクハラで訴えられるのやだからね マジ?いや、普通に同じ名前なだけだって 写真見せてあげたら すごい可愛いんだよ そ 僕の自慢 げ へ、へえー・・・ ほんとにいい子なんだ 相手がアイドリッシュセブンの誰かなら僕だって祝福できるのにねえ あはは は、はは・・・ マジかよ・・・! なまえさん 俺になんか隠しごとしてるだろ え?なに? リヴァーレの リヴァーレ・・・え それ うそ、なんで?




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