よしなしごと

▽2020/03/10(Tue)
創ちゃんssなりかけ
アイドルになるため、忙しい日々を送っている創ちゃん。連絡はとっているけど、高校生になってからは一度も会えていない。
ユニットのこと、部活のこと、いろいろと大変なこともたくさんあるはずなのに、そんな様子はちっとも見せない。
今日の部活で飲んだ紅茶が美味しかったから##NAME1##ちゃんにも今度淹れてあげるね、とか、ユニットの新衣装が決まって嬉しい、だとか。
そんなやり取りを続けているうち、なんだか創ちゃんに会いたいな、と思うようになった。
中学に入ってから急に背が伸びて、びっくりしたことを覚えている。
女の子よりも可愛いと思うこともある。
でも、やっぱり創ちゃんは私にとって、ひとりの男の子なのだ。
彼はアイドルだから、きっとたくさんのファンがいるんだと思う。
私も、そのうちのひとりになっちゃうのかな。・・・そうだったら悲しいな。
「(会いたいなあ・・・)」
***
久しぶりに会いたい、そう素直に伝えれば、創ちゃんはすんなりOKをくれた。
なんでも、彼が精を出している校内アルバイトが一区切りついたらしい。
今日はレッスンがお休みということで、学校帰りに待ち合わせをすることになった。
「(楽しみだな)」
予定よりも早く着いたため、時間つぶしに彼の学校の前まで来てしまった。
門の前にいるね、と連絡をして待っていると、
「あれ?他校の制服じゃん」
と声がかかる。
「あ、はい」
「なに、もしかして誰かの出待ちとか?」
出待ち。
「(そっか、)」
ここに通っているのはアイドルばかりだから、そう思われるのもおかしくないんだ。
私にとっては大切な幼馴染の創ちゃんでも、ここの生徒である彼にはそうじゃないのかもしれない。
「友だちを待ってて、それで」
くいるんだよねーそう言い訳するアイドル目当ての子。君みたいな子は来ちゃだめなんだって、迷惑だから」
「言い訳じゃなくて、本当に・・・!」






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