グラサージュとヘーゼルナッツ
衛星管理
サグラダ・ファミリアに愛を誓おう
海辺でワルツを
結ばれないふたりにジプシーを
オブラートとホットチョコレート
クローズドのあなた
瑠璃色の麻薬
5p.m.のおひとりさま
ダイヤモンドほど強欲なあなたへ

「重力の比重を教えて」とかそういう類のこと
隠し味はバイオレンスに
真っ赤な靴裏はアーモンドの香り
わたしの心を火にかけて
この曲線はあなたのために
グラス半分の不純物
あなたの肌色と割れた鏡
通り魔はいつも身内
切って張って疑心暗鬼
色素の頭と片耳ピアス

あなたの娯楽はわたしの死因
マイナスからの関係でお願いします
ミルクティーにでも浸けておいて
確かな腕時計なんていらない
ターゲットはきっとわたし達
自己嫌悪に後悔を添えて
わたしを攫って、何処へでも
あなたに笑顔を見せる権利をちょうだい
炊飯器で溶かして
くちびるだけで伝われば

要らなかったら捨ててね、それもわたしも
欲しいものはいつも品切れ
意味のない時間が幸せなのはあなたとだけ
素朴なお菓子と飾らないあなたが好きよ
とりあえず20年の契約で
メープルシロップが似合う季節
焦げた砂糖水みたいな感情
何もかも嚥下してしまえるように
淡い格子に憧れたわたし達
倒れこんだのは無機質なベージュ

手札は「あなたが望むわたし」
息もできないほど包み込んで
例えば、唇と唇の応酬
ゴールドに冷たさを添えて
透きとおるまで無垢なまま
彩度の低い嘘と口付けで黙らせて
砕けてしまえ、涙ごと
苦い真実に甘いスパイスを
非生産的でこそわたし達
うるさい色に惑わされただけなの

大嫌いなあなたと我慢のできないようなこと
ぼくのために心臓を止めてよ
スタート地点まであとどのくらい?
ただひとりで踊らされたいの
ギブアンドテイク&ラブアンドフェイク
きみがひっかいた喉元は痛むまま
キラキラ、瞬いて落ちたい
わたしの恋が灰になっていく
そんなにかわいそうに笑わないでよ
ノンフィクションにはもったいないくらいきれいな夜



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