年越し
『やっぱり冬はこたつだねぇ〜』

「そうだねー」

「ぬくぬく〜」

『あ、トウヤ、そこのみかん取ってー』

「はいはい」

『ありがとー』

「ただいま」

『あ!おかえりチェレン』

「おかえりなさーい!」

「おかえり!買い出しお疲れ様」

「………こたつ?」

『そうそう!トウヤのお母さんが出してくれたの!』

「チェレンも入りなよ」

「あったかいよ〜」

「うん。あ、トウヤ頼まれたアイス買ってきたよ。はい」

「ありがと!やっぱこたつにはアイスだよね」

『えー?こたつにはみかんでしょ!』

「いやこたつ入りながらのアイスも美味しいよ?」

「僕もみかん派かな、寒いのにアイス食べるなんて意味わかんない」

「えー美味しいのに」

「あたしはね〜どっちも好きだよ!」

『まあアイスも好きだけど…うーん』

「チェレンーなんでヒウンアイスじゃないのさー」

「ヒウンアイスは冬は売ってないよ」

「あ、そっか」

『そういえばトウコは?』

「うーん、もうすぐ来ると思うよ?鍋の準備初めておくー?」

「そうだね。ベル、手伝ってくれない?」

「はーい!」

「僕達も手伝おうか?」

「大丈夫だよ、母さんもいるし。チェレンとナマエはゆっくりしてて」

『りょうかーい』

「ただいまー!」

『あ!トウコおかえりー!』

「おかえり」

「おかえりなさーい!」

「おかえりトウコ。どうだった?バトルサブウェイ」

「もうちょっとで車掌さんのとこまで行けたのに負けちゃってさー!あーっ年内には勝とうと思ってたのに…悔しい!」

『でも凄いじゃん!惜しかったねー、トウコ』

「ていうか年中無休なんだね、バトルサブウェイって…年末くらい休めばいいのに」

「あ、そうそう!みんなにサプライズがあるの!」

『サプライズ?』

「なになにー?」

「おーい!入ってきていいよ!」


しーん


「…あれ?ちょっと待って!」


(ちょっと!さっさと入ってきなよ!)
(で、でも…ボクは君達に合わせる顔が…)
(男のくせにうじうじしないでよ!ほら、入った入った!)
(え、うわっ!?お、押さないで!ちょ、待っ、)


「「「『!?』」」」

「や、やあ…」

『え…』

「「「『 N!? 』」」」

「一人しょぼくれてたのを見つけて連れてきたの」

「しょ、しょぼくれてなんか…!」

「…Nも入りなよ、こたつ」

『あったかいよー』

「ぬくぬくだよー!」

「……いいの?」

『まあ過ぎたことだし』

「うん」

「あ…あり…がと…」

「何泣いてんのよ!」

「な、泣いてなんかないよ!」

『よーし鍋だ鍋!』








「今年も紅白、優勝は白組だったね」

「そうねー」

「みんなー!年越し蕎麦できたよー!」

『待ってました!』

「トウヤ、七味取ってー」

「はいはい。トウコ、入れすぎないようにね」

「あ!」

「どうしたのベル?」

「もうすぐ0時だよ!」

『本当だ…』

「……ボク、こんな和やかに年越すの初めてかも」

『ふふっ、来年もみんなでこうして大晦日過ごそうよ!』

「さんせーい!」

「アタシも賛成ー!」

「僕も!」

「まあ、こんな騒がしい年越しも悪くないね」

「……ボクも、いいの?」

『もちろん!』

「ほら、カウントダウンしようよ!」

















(今年もよろしくお願いします!)
君を待つ間、空を見上げた。