三国恋戦記
主人公は花の様に現代からトリップ。30歳。
彼氏の浮気が発覚し別れた次の日、病気ではやく亡くなった母親代わりに年の離れた妹の懇談に行く。懇談後、図書室に寄りたいと言われ妹が本を探している間主人公も本を物色。そこで花と同じ本を見つけて開ける。
孟徳ルート。
周りより大分年上な主人公。その時代の女の人からしたら行き遅れもいいところ。
女の園で働くにしても、歳が経ちすぎるので、炊事場や裏方の手伝いをする。
花の事は自分の妹の様に接する。花も主人公の事は姉の様に慕う。
三国志はゲームや漫画でちょっと知っている程度。
花の様に軍師と言う立場ではなく、下働きとして世話になる。
歳を取ってるせいか、全ての事に我慢をしたり思っている事を押し込めたりする。でもそれは彼には気づかれている。彼の身上も少しわかる。
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入れたいイベント
・花と現代の時の話とかしたい。彼氏の有無とか。
・彼を庇って怪我をするとか、花を庇って(身代わり)攫われるとか。
・他の男性と親密にしていて嫉妬
・普段おめかししない主人公が化粧をして綺麗な服を着て給仕をする姿を見て他の男に見せたくない的な態度をとる
・
本を開ければ帰れる。花に表紙の青い本を渡される。それは確かにこちらに来る前に読んだ本と一緒だった。
これで、帰れるんだ。妹や、父親の事が心配だ。早く帰らないと。そう思うのに躊躇ってしまう。
相手(孟徳?)に別れを告げる、止められるが本を開く。現代の家族を残して、自分だけこちらで幸せになるなんて出来ない。
光に包まれて目を開けると、学校の図書館にいた。
「お姉ちゃん?」
「…え」
「どうしたの?ぼーっとして」
「…ううん、なんでもない。本…見つかった?」
「うん」
「じゃあ、帰ろうか」
目の前にある本棚を見ても、私の求めてた装丁の本は見当たらなかった。
あれは、夢だったのかな。
帰って懇談の時の話とかする。妹は大学に行くと思っていたが、就職する。そしたら一人暮らしをする。
今までお姉ちゃんは私を1番に考えてくれた。でも私ももう自分の事は自分でできる。だからこれからは自分の事を優先して欲しい。お姉ちゃんに幸せになって欲しいんだ。
「ありがとう」
子どもだと思ってた妹が、いつの間にか大人に近づいて来てて嬉しさと少しの寂しさで涙が流れる。
部屋に戻って妹の言葉を思い返す。
私の幸せ…か。私の幸せは、あなたと、お父さんが幸せになってくれるとこ。それは嘘じゃない。でも、それ以上に頭に浮かぶ…彼のこと。
「由佳…」
彼が私を呼ぶ声。でもここに彼はいない。
目を瞑れば蘇る彼の表情。優しく私に触れる手。
全て覚えてる。
「…諦め…わる、っ」
もう二度と会えない。分かってたのに、それを選んだのは私なのに…。
──由佳
まだ聞こえる。私を呼ぶ声が。
──由佳…!
「……」
聞こえる訳がない。自分が彼の声を思い出しているだけだ、と思うのに……
「孟徳…さん」
呟くと自分の胸元に光が現れた。それは徐々に本のような形を成していく。触れればとても温かく心地がいいもので──
──由佳…お願いだ…傍に──
すぐ傍で彼の声が聞こえた…
私も…あなたの、傍に…
その光を慈しむ様に抱きしめた。光が広がり、眼前が白く染る。
誰かに抱きしめられている。力強く、逃がさない様に。私は、知ってる…この香りを。
手を伸ばし、私も負けじと抱きしめた。
「…君は…選んだんだね」
「……、はい」
「後悔しない?」
「後悔したくないから…帰って来たの」
疼くめた顔を上げれば、私と同じ様涙を流してる彼。
手を伸ばして、その涙を拭う。彼の大きな手が、それを優しく包んだ。
「もう、離してあげないよ?」
「勿論。せっかく帰ってきたのに、捨てられたら不法投棄で訴えるから」
プッと吹き出して笑う彼が愛おしい。
「そんな事、絶対しない。君が嫌だと言っても放しはしない」
再び強く抱きしめられる。
「私も…嫌がられても、あなたを放さない」
首筋に、頬に、瞼に、…唇に触れる彼の温もり。
私の幸せは、貴方が幸せだって、笑ってくれる事だよ。
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こちらへ戻って暫く経った。
孟徳と恋仲になって婚儀の話も出始めているが、主人公はまだ迷っている。
妾の事だ。丞相という間立場上、寄り良い世継ぎを残すのは使命であるのは理解している。その為の一夫多妻も理解している。仕方のない事だと。だけど、浮気、不倫は行けない事だと言う世で生まれ育った自分は、理解出来てもなかなか納得できるものでは無い。納得しようとしても心は正直で。
だから婚儀の話も有耶無耶に延ばしてる。それに私を正妻にするのに反対してる人が居るのも知ってる。妾の中には正妻になる為、何年も礼儀作法を訓練してる人も居るだろう。それがぽっと出の私に務まるかは分からない。未だに字も満足に読めないし、礼儀作法もままならない。10代ならまだしも、アラサーの身体に教え込むのはなかなかすんなりいかない。それでも、自分の選んだ道だし、何より彼の力になれる人になりたいと思って出来る限り頑張っていた。
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