雑記


ガンダムSEEDフリーダム感想文


・ネタバレ
・絶え間ないネットミーム


 ごきげんよう! 二十年待ちました! というおたくが周囲にゴロゴロいるおたくです。
 ちなみに「私の好みはキラ・ヤマト」と断言するガンオタが、折に触れて「SEED劇場版……」と言っていたので、私の目頭も熱くなりました。この度は本当におめでとうございます。
 すでに話題騒然の前日譚については「五年なら待てます! なんせ二十年待ちましたからね!」とおっしゃっていました。たぶんちゃんと報告さえすれば五年以上でも待つおたくしかいないでしょう。なにせ二十年を耐えたおたく達です。面構えが違います。

 じゃあお前はなんなんだよ! と言われたら、私は種無印だけは全通したけど種運命についてはほぼ姉の御友人のキラシン同人誌しか知らないおたくです。この方も大変喜んでいらっしゃいました。二十年の月日をものともせず、心に刻まれているんですね、ガンダムSEED……!
 一方の私は無印を全通したのも遠い日の記憶なので、なんであんなに揉めてたのかまるで記憶にないです。考えてみればガンダムの揉め、だいたいよくわからないです。宇宙世紀をきちんと理解せずにMSがかっこいいこと以外はよくわかっていないからいけない。
 でも人間が二人以上いたら馬鹿みてぇに揉めるし、そこに別の要因が混じればさらに揉める。揉める! 揉める! 人間はな〜にやっても揉める! 基本的に揉め事は自分の信じる正しさでの殴り合いだから、退かない! 譲らない! もしくは退いたつもりと譲ったつもりのくり返し。基本が変わらんので太古の昔から現在まで争いは消えないのです。
 たぶんおそらくきっと種無印も種運命もそういう感じだと思います。あんなに一緒だったのに夕焼けはもう違う色なのは、お前ら自身の見えてるものが変わったからであって、夕焼けの色はずっと同じです。人間の網膜も日焼けして劣化するので子供の頃のが空が青いのは物理的にそうらしいっすよ。良くも悪くも時の流れが人を変えるんですね。
 ただこちらをごらんの皆さんの一番の懸念点は「こんな奴が見て種自由の何がわかんだよ……!」だと思います。さすがの慧眼、御明察。詳しいことはわからないです! 実際わからんので! 履修の間もなくゲ謎と二本立てで見ました!
 公式とて二十年全力待機勢ばかりではないとお察しだったのでしょう。私のような「北野武の『首』を見てやるから種自由を見ろ」と言われた人間も想定していたのか、折に触れて過去作のメモリアルを入れてくれるので、胡乱な記憶と知識に補強が入り『無印から遺伝子操作された人間(以下コーディネーター)とそうじゃない人間(以下ナチュラル)で揉めまくってて一旦まとまったけど、運命でみんなコーディネーターにして適材適所で管理出来たらウルトラハッピーだよね! って人が出てきてそんな他人に作られた運命はウルトラハッピーではないです! ってバトってたっぽい』で無理矢理乗り切れました。サンライズすごい! バンダイすごい! 種自由すごい!
 この管理社会で人類の課題をクリアしよう! という発想は、かなりのフィクション(ノンフィクションでもまま)でラスボスが持ちますがまあまあ正しいんですよね。なぜなら前述のとおりで人間は争いをやめられないから。
 適切な位置に適切な駒を置けば適切な動きをする。それは盤面と駒を操作する側も、盤面や駒側も適材適所で生きられてノンストレス——だったらいいんですけど、そうは問屋が卸さないんですね。なぜなら駒それぞれの個体に意志があり、思考をし、思想を持つので、操作する側に賛同、あるいは従属するようにし向けなければ管理社会は成立しないんですね。
 というわけで種自由は『やっぱ人類管理しよーよ! って人達が急に運命の番システムを持ち出すけど、必要だから愛するんじゃなくて愛しているから必要なんですというドドドドド名言でお断りする話』なんだなぁ〜と理解した人間による感想がスタートです。前置きが長い。

 ☆急な運命の番システム
 コーディネーターは遺伝子操作されてベストテンションベストコンディションなのですが、なんと! その中でも特別ベストテンションベストコンディションのヒロイン・ラクスには生まれる時からベストテンションベストコンディションに調整された運命の番がいたのです!
 でもラクスにはキラ・ヤマトという自分で掴み取った運命の恋人がいるので、たびたび無遠慮に脳内クラッシュADVしてくる運命の番を何度も丁寧にお断りします。そしてドドドのド名言へ……。
 つい「こんな設定あったんか……?」と聞いたら「いや知らん……」と言われたので、二十年もあれば色々あるわな……芽吹いた種が運命に導かれ、長い呪縛から自由になる……みたいなコンセプトなのかな……と思いました。
 決められた運命ではなく自分で選んだ相手と運命を歩む……推しカプにやってほしいシチュエーション。オメガバースは「運命なんぞに負けてんじゃねぇぞ!」とブチ切れマンボしがちなので、これにはニッコリです。運命だから結ばれるのではなく結ばれた相手と運命になるのだ。伝説になるのではなく伝説を作るのだ。推しカプは高みにあると思うもの。控えめに言うな大々的に言え。慎まやかなフリしたって推しカプに対する欲望はXLLLサイズ。
 脱線しました。とりあえず「知らん運命の番システム怖かったな」と思いました。ちなみに「私が知らんだけで二十年待機したファンならわかるんかな」と思って聞いたことが「いや、知らないですね……」と言われたことが他にもありました。二十年、ファンも公式も色々たまってますね。

 ☆鬱・ヤマト〜お前はラクスとイチャイチャして飯食って寝ろ〜
 無印主人公であり前作運命の途中から急に主人公に出戻ってしまったと話題のキラ・ヤマトですが、前作のラストで「Yeah! 人類めっちゃ管理したい!」という人を殺して鬱になっているようです。まぁ……なんかお互いに譲れない信念のぶつかり合いの結果なので、半殺しくらいだと相手がまた復活して「Yeah! 今度こそめっちゃ人類管理する!」と言い出しかねないから仕方ないんですが、相手の言うこともわからんくないし……みたいな感じで鬱Death。
 ナチュラルだと思ってたらむちゃつよコーディネーターだった鬱・ヤマトは、割と一般人メンタルの優しい男なのでがっかりしてメソメソしがち(らしい)です。前作でかなり無理して気合い入れたらその分余計に太陽みたいに笑うことが出来なくなっていて鬱(らしい)Death。あまりにも不確かな情報だけで見ている。
 そんなメンタリティでむちゃかわ恋人であるラクスとイチャイチャもせず飯も睡眠も疎かにした結果、加速した鬱で自分は脳内クラッシュADVされて大量殺戮させられ、ラクスは拐かされてしまいます。鬱の人間を戦場に出すな。
 恐ろしいことに種自由は鬱・ヤマトが脱鬱してキラ・ヤマトに戻るまで「もういいわかった! キ……鬱・ヤマト!! お前は仕事休んで! ラクスとイチャイチャして! 飯食って! 寝ろ!!!!!」と言い続けることになります。実際、全てがそれで解決します。だから鬱の人間を重要ポジションにつかせるならちゃんとメンタルケアをしろ。拒んだとしてもしろ。
 無印でめちゃくそに揉めたあげく、しょーがいゼッタイまぶだち宣言♡ したアスラン・ザラなどは、開き直って脳内クラッシュADVを仕掛けてきた相手に逆脳内クラッシュADVをします。これが己の運命を選び掴み取り貫いた漢の誇り高い愛の姿。俺の愛するカガリの尊さを知って死ねと言わんばかりです。お前もそうなればよかったんだよ、鬱・ヤマト……。
 最終的にはスクリーンいっぱいに新世界のアダムとイヴとして降臨するので、やっぱり全てのカップルは絶対love×love宣言をすべき。サン・ピエトロで互いの羽根を重ねよう。

 ☆出した承認申請が隣で承認される
 これは最終決戦の超かっこいいMSがドッカンドッカンするときの大事件であり、先述のアスラン・ザラによる「俺のカガリを見ろ〜〜〜!」脳内クラッシュADVに暴力指数だけならダンチで勝てるキラ・ヤマトとラクス・クラインの絶対love×love宣言の号砲です。
 悲しい運命に縛られた管理社会連合(※名前を思い出せない)の中でも飛び抜けて運命(の番)であるラクスに執着していたエキセントリックボーイ(※名前を思い出せない)ですが、引かれたレールの上以外を走れないから、一番近くで献身してくれるエキセントリックガール(※名前を思い出せない)の愛に気付けないままファイトします。書いてるだけで負けフラグがすごい。どうやって勝つんだ。通常のガンダム世界線でここから入れる保険はないです。仮面つけてたら話は変わるが。
 そんなエキセントリックボーイエンドエキセントリックガールに自ら選んで掴み取った愛の力をわからせるキラ・ヤマト。言うても相手もつよつよなので、マジのマジでとんでもない兵器で対抗します。でもそんな兵器はポンポン使えないんだよね〜。なのでキラの所属組織のトップでもあるラクスの承認が必要です。権力の一極集中〜! 公私混同で突かれないための自制心必須〜! 絶対ないけど別れたときが面倒くさいやつだ。
 この時のラクスはエキセントリックボーイの本拠地から奪還され、なんやかんやあって自分も戦場に立つ! とキラと一緒にいました。なのでマジのマジでとんでもない兵器の承認申請なのに、隣にいるしやりたいことわかるからってノータイムで申請が通ります。
 怖……! だからこの人戦場におらんのじゃ……。
 この後の光景……あまりにも『暴』と『力』だったので、承認申請が必要な物事には理由があるんだな……と思わされました。あと申請する側と受諾する側の判断力って……大事なんだなって……。
 アスランのカガリアタックばかりがネタ的に話題になっていた印象ですが、本当にヤバいものはみんな黙っていたんだなぁ……。力を持つ者には責任が伴うというスペースデブリ大発生空間、本当に怖かったな……♪

 ☆〆
 そんなわけでなんかこう……こんな感じだったな……(うろ覚え)という人間がどうにかこうにか、こういう……感じ! と思いながら書いた感想でした。
 たぶんちげーよ馬鹿! という内容もあったと思いますが、これくらいふんわりしてても楽しかったな……♪ ということをお伝えしたいです。
 散々ネタとして鬱と言いましたが、実際一人で抱え込み寝食や心配してくれる人との交流を疎かにして悪化していく人は悲しいことによくいます。寒いと精神はいっそう弱りやすくなるので、ガンダムSEEDフリーダムを見て心身の健康の大切さを感じてほしいです。

 ☆余談
 ・他にもとんでもないことは起きていたんですが、基本的に無印しかわからんので、なんか色々あったんだな……と思うしかない。特に運命のキャラ。
 ・後から西川のアニキが解説してる事前学習動画があると教えられる。先に言って。
 ・鬱・ヤマトを否定しない20年待機勢達。いいのかそれで。(事実だからいいらしい)
2024/11/16/感想


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