キュート・リップ・デビル
キスの日だってよ、と言うやいなや、ちゅ、ちゅ、と頭のてっぺんから爪先までくちびるが降ってきた。
週頭の夜、帰宅するなりかわいい恋人にあやされ、励まされる。リビングのソファによっかかって萎れる三十路に、風呂上がりでツルツルピカピカになった十代はほかほかといい匂いがしてたまらなくそそった。
暖かくなって半袖短パンでうろつくようになった恋人の剥き出しの肌がまぶしい。ゆるんだ生地の隙間からちらちら覗く鎖骨と胸元。健康的にぱつんと張った太もも。湯上りの艶めかしさと元々の快活さが混ざり合って、疲れた体にひどくしみる。
「疲れてんなぁ、お背中流してやろーか」
「それはいい」
何をするかわからん、と断ると、察したように微笑み、くちづけが再開された。その後もちゅ、ちゅ、と絶え間なくくちづけをするくちびるが、あ、の形に開いたまま、止まる。
「ん?」
「……ホントにお疲れじゃねえか」
綺麗な金眼がしぱしぱと素早いまばたきをしながら、ごく、と息を飲む。何を言っているのかと視線の先を見ると、それはまあ立派な疲れマラがご起立していた。
せめて風呂に入らせろ、という要望は、乱暴にジッパーを引き落とすという無言の拒否をされ、疲れ切った脳味噌に反してぶるん、と元気に飛び出したちんぽは歓待を受けている。
「ああ……ったく!せめてベッドに……」
「獄だって、やらしぃ目で見てたくせに……っ」
短パンを下着ごと脱ぎ捨てた恋人が膝に乗っかり、素股でちゅ、ちゅ、とちんぽをしごきだした。くちづけもずっと続いていて、上から下からちゅ、ちゅ、とかわいらしいリップ音が鳴り響く。
「キスのひ、だから……、いっぱい、ちゅぅってしよぉぜ……?」
首にぐるんと腕を回して縋りつかれ、とろんととけたいやらしい顔で"ちゅう"をしたいとねだられる。"キス"ではない意味にまた少しぐぅ、とふくらむ股間に、恋人の身体がひくんと跳ねた。
「……ん……っ」
きゅぅ、とちんぽを締めつけていた太ももが離れ、もぞもぞと身動ぎをする。体勢がキツイのかと手を伸ばそうとした時。
「ふ、ぅ……ん……っ」
ふくれきったちんぽがじゅぷん……っと、あたたかくしめった、むちむちの肉壺に飲み込まれた。予想外の急な締めつけは危うく射精しかけてしまうほど心地よく、ちゅぅ、ちゅぅぅ……とけなげに吸いつくものの、完全にはほぐれきっていない頑なさをちんぽに拓かれてはきゅん、きゅぅ、としゃぶりつく。
「ゴムもつけねえで……!」
「ヒャ、ハァ……い〜っぱいちんぽ、ちゅぅって、して……っ、せっそぉの、おまんこの……いっちばん、おく……っひとやのせーし、ちゅ〜って……」
したい、して、と息も絶え絶えにおねだりすると、そのままくちびるにくちづけられた。ちゅ、ちゅう、とかわいいのは上だけで、下はずっぷりとはまりこんだちんぽが、むちゅむちゅと肉壁にはしたなく愛撫されている。
「中出しのこと、ちゅうとかいうんじゃねえよ……っ」
「でも、ちゅぅって……おまんこいって、からぁ……っ、ちんぽで、ちゅってされたら……っおまんこ……っ、ぁん……っ、いくっ、いくっ、いく……ぅっ!」
きゅぅ、きゅぅぅぅ……っと根っこから先っぽまで精子を搾り上げたおまんこに、ちゅうなんてかわいいものではない、もっと重たく、熱く、ねばついた精子を叩きつけた。
上に乗られ、深々と奥の奥まで挿入りこみ、ぶりんとふくれたさきっぽでぐりゅん、とえぐってしまった恋人の泣き所はそれだけでひくひくんっ……とふるえて絶頂を迎える。けれども落ち着く暇もなくちゅぅぅぅうう……とぷりぷりの肉壁と尖った亀頭が交わり、びゅぅぅぅううう、びゅる、びゅるるる……と種付され、再び絶頂してしまったのだ。
たっぷりと射精されたおまんこは少し動くだけでちゅ、ちゅぱ、とはしたない水音を立て、まだ挿入ったままのちんぽを離さない。
「……ちゅう、よかったか?」
「ん……、どっちも、すき……」
もっとしたい、というのはくちびるへのことだったのか。うっとりと寄せられたくちびるを食むと、後腔がちゅぅ、とちんぽにしゃぶりついた。
2022/5/23
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