MAD HEAD NURSE
ハロウィン——海外の盆ともいわれるこの行事は、こちらではすっかり馬鹿騒ぎの祭事と菓子屋の催事に利用されている。
当然、若く、馬鹿で、行動力と体力を持て余したクソガキ二人を侍らせている——断固として抗議しているが優しく微笑まれるばかりの——獄は毎年のようにそれに巻き込まれていた。
菓子だの仮装だのまではいい。同じくらいの歳のときに一切浮かれた遊びをしていないのかと聞かれたら、降参するしかないから強く止めはしない。ただ前触れなく巻き込まないでほしい。
そもそも年中仮装しているような二人で、しなくたって無駄に目立つ。何かにかこつけて騒ぐ元気がまぶしくもあり、付き合うのも嫌ではない。ただ予告なく巻き込まないでほしいのだ。
そういう意味では前触れも予告もなく、鉄パイプを持った血塗れの看護婦——あえてこの言葉を使う——が、恋人と同じ顔と声で自分に話しかけてきたのには本当に深いため息が出てしまった。だから巻き込むんじゃねえって何度言えばいいんだ!
「俺に法を犯すような恋人はいねえ。自首してこい。弁護は金次第でしてやる」
「つまんねえこと言ってんじゃねーよ! 今日が何日だと思ってやがる。ハロウィンだぜ? Trick or Treat! ってなァ?」
玄関先でケタケタと笑う殺人看護婦を閉め出そうとするも、ガン、と扉の間に足を突っ込まれて阻止された。そのまま強引に中へと滑り込んだ肢体と言ったら……。
ところどころ破けたニーハイソックスと汚れたナースサンダルは、見ているこちらが寒そうでならない。寒そうと言ったら頭のてっぺんから爪先まで、薄着も薄着の恋人は若さか体質か元気いっぱいだ。
サンダルとニーハイソックス同様にわざと汚され、傷められたナースキャップとウェア。特に後者などは半袖のワンピースタイプのものを改造したのか膝上よりも股下の長さを聞いた方が早い。山野を駆けて育てられた太ももがニーハイソックスに包まれ、窮屈そうにスカートから伸びているのは心の底から目の毒だ。その昔、何が絶対領域だと言った自分を反省する。
じゃあ上はマシかといえばそんなわけはない。普通ならとじられている襟元が開き切り、すんなりとした首からなだらかな鎖骨はもちろんのこと、獄がさんざんに吸ったり揉んだりして手塩にかけた胸元が際どく覗いている。
「……ちょっと待て、お前この格好でここまで来たのか?」
「ん?あぁ、途中までデスドクターの十四と一緒だったけど、アイツのファンが胸が壊れそう……っ執刀して……! って絶叫したから緊急オペがはじまって別れた」
「はじめて聞く固有名詞をさも当然のように出すな。そもそもデスドクターのオペって大丈夫なのか? オペしたら死ぬんじゃないか?」
「十四の突発ライブって意味だから大丈夫だろ。喜びで死ぬかもわからんが」
鉄パイプをぷらぷらとさせる物騒な看護婦はこともなげに話すが、つまるところこいつはこの格好で十四とぶらついて、あげく突発ライブを決行できるような人だかりの中を抜け出してきたのだ。
「お前も声かけられたろ」
「空却くぅ〜ん! とか空ちゃ〜ん♡ っつう熱いコール振り切ってお前の看護に来てやったのわかんねぇの?」
「鉄パイプ片手でか?」
「でねぇと拙僧、どこの馬の骨ともしれないオイシャサマにエッチなお注射されちまうから」
そう言ってほどよくむちむちとした太ももに指を這わせ、ただでさえ短いスカートをちらりとまくり上げる。見えそうで見えないキワのキワが悩ましく、さすがにどこぞの馬の骨達がかわいそうになった。極上の顔と身体がわかりやすく煽って誘っているのに、飛びついたら『死』が待っている。迷わず振り下ろされるであろう鉄パイプは、お前もこうなるぞと言いたげに嘘か真か血で濡れているのだ。
「だいたい看護もいらん! そりゃ最近風邪引いたがな、とっくに治ってんだよ」
「そーやって油断してっから風邪なんざ引くんだよ。一回引いたらあと三十回は引くと思えってな」
「ゴキブリみたいに言うんじゃねえ! 気色悪い」
「だ・か・ら拙僧直々に看護に来てやったんだろ?」
観念しやがれ、ととても看護婦とも僧侶とも思えない悪辣な微笑みを浮かべた恋人に、こいつは何になったとしても『邪悪』という文句がつくのだろうと諦めて身を委ねることにした。不埒な期待もあったし、なにより鉄パイプがおっかなかったのだ。
幸いにもすぐにカラン、と軽い音を立てて血塗れの鉄パイプは恋人の手から離れた。暴れられるのも汚されるのもたまったもんじゃないから助かったが、いっこうに部屋へ上がる気配がない。どうしたのかと思ったら靴も脱がずに玄関ホールに押し倒された。さして高さもない上がり框のおかげか、暴れ回っている恋人の杵柄か、まとめて受け身を取るように着地して怪我や痛みはない。
「なにすんだ暴力看護婦」
「ン……ちょぉっとヤベェんだよ」
「……何がだ」
後ろ手をついて身を起こすと、胸の上に乗っかった恋人もハッとしたようにスカートの裾を直そうと手をくるくると動かしはじめた。足の間におさまった太ももをもじもじとすり合わせるのが悩ましい反面、色っぽい鼻息に不安がよぎる。タイトなミニスカートはまくるのも直すのも簡単なはずなのに、尻に回った両手が困ったようにもたついていた。見えそうで見えず、触るに触れず、そわそわとしてしまう。
「アッ! ん……ぅっ」
実際よりも体感長い煩悶を終わらせたのは、ぱちんっ、という軽妙な音で、音の鳴った方へと目をやると、ぷるん、とかわいらしいちんこのさきっぽが太ももの間から頭を出していた。
「……ノーパン……」
「ンなわきゃねーだろ! ちんこ止めてた前貼りが剥がれたんだよ!」
前貼り。そりゃそうだ。小柄ではあるが体格相応のサイズがあるソレを、どうやってこんなぴちぴちの衣装に収めたのかと思っていた。ふるふると揺れる濃いピンクのさきっぽを思わずしげしげと眺めると、ぷくんと先走りとこぼしながらふくらんだ。
「ちょっと見られただけでおもらししてんぞ?」
「獄がスケベな目で見るからだっつうの」
見んな、とまだもぞもぞとしていた両手で股間を隠されるも今更だ。それに最初に聞いたのは前貼りとは別の音だろう。
「わっ! 馬鹿! そこやめろ……っ!」
何かしていた尻へと手を回す。当然、抵抗しようとするが、両手足共にこちらの足の間にあるのだ。ぐ、と閉じれば一網打尽。少し前のめりになったせいで背が反って、構えていた手に尻がぷりんと飛び込んできた。
「乗り気みたいだが?」
「ちげぇよスケベ!」
両手のひらに当たる感触ときたら、やわいだけではなくよくはずむ。しかもタイトスカートとニーハイソックスが、引き締まった身体を締めつけ、本来よりむちむちとしているように錯覚をさせる。誰がスケベだこのドスケベナース。二度と僧侶を名乗るな。
むにむにもちもちと尻を揉み、撫で回すと、ふ、ぅん、と鼻を鳴らす音が下から響いた。うつむいているからナースキャップと赤い耳しか見えないものの、四肢を封じている足から快感をこらえてぶるぶるとふるえるのが伝わって、口角が悪い形に上がってしまう。
「ひっ!」
揉んでいた尻をそれぞれ掴み、ぐ、と尻たぶを開く。スカートがずり上がるのもかまわずに、むしろさんざん思わせぶりにされた腹いせとばかりに押し上げた。ぷりぷりとした感触が余計に際立って、遠慮なく揉みしだく。こらえきれなくなったのか、ふうふうと荒く息を吐き、小さく喘ぎが漏れる。挿入して動くときのように揺さぶって、こわばる尻たぶをぱちん、ばちん、と叩いてやれば、びくびくんっ、と一際大きくのけ反った。
「尻を撫でて揉んで叩かれただけでイッちまう、スケベな看護婦さんが誰の何の看護してくれんだって?」
ひぁ、とかわいくないたきり返事はない。すっかりくったりとした身体はほかほかとあたたかく、まだびくんびくんとしている。布越しでも尻の感触があまりにも生々しいのもあってまくり上げたが、案の定Tバックを履いていた。タイトスカートだから下着のラインが出るのを防ぎたかったのだろうが、つまりは即生尻だ。上から下まで際どく煽って攻めて誘う格好でよくもまあ外をぶらつけたものである。呆れではない、怒りだ。
ぐぅ、と指を沈めて尻の穴近くを探ると食い込んだTバックの頼りない紐にたどり着く。もしやと思い、ピン、と引いて離すと、ぱちん! と先と同じ音がした。そんなていどのことにもびく、とふるえる身体に、嗜虐心が首をもたげる。挿入も性器への刺激もロクにないままに尻をかわいがられてイク恋人がかわいらしい。見えない股間はきっともういやらしいおもらしでびしょ濡れだろう。
この後どうしてやろうかと考えるだけでぞくぞくする。休まず快感を与えようと尻たぶを開閉すると、またぶるぶるとふるえだす。手が動くたび、はしたなく縦に割れた尻の穴も開かれては閉じてを繰り返すのだろう。感じやすい身体は胎の奥深くだけでも、指先で転がせる浅瀬だけでもない、すっかりちんぽを受け入れて拓ききった肉縁も同様なのだ。
くぽくぽと空気が抜けるような音に、だんだんとぬちぬちと粘ついたものが混じりだす。こんなスケベな格好をして何の準備もないわけがない。わかっていてもたまらない。もちろん怒りもある。ないとわかっていても手籠にでもされたらどうするつもりなのか。とっくに写真は撮られているだろうが、際どい盗撮だってされているはずだ。なにより成人を機に関係を公表して、いやらしい身体を見せつけるほどあらぬ想像をさせてしまうのに——
「……それが狙いかクソガキ」
小さくぼそりとしたつぶやきは届いたのかどうなのか。ひくつく肉縁を頼りない紐でこするのに感じ入って返事がない。こすこすと撫で続けてていると、はしたなく変わってもすぼまっていたはずの縁がじわじわとふくらんできた。同時に、ゃ、だめ、ぁ、と喘ぎとも悲鳴ともつかない声が上がる。何を咥え込んできたかは知らないが、本当によくもまあ外を歩けたものだ。
「や! あっ! ぁああああああぁぁ……っん……!」
すりすりと撫でるほどに肉縁はふっくらとふくれ、ついにむ、と淫らな縦割を開き、絶頂の喘ぎに合わせ、それはまろび出た。こ、かつん、と存外に軽い音を立てて土間へ落ちたのはおそらく小さなローターで、視界の端にベビーピンクの丸っこい塊がてらてらと光っているのが見える。
かわいそうに、間接的な甘イキばかりだったのに、突然弱点をほじくり出されたからか、は、は、と息を吐くばかりになって完全に脱力しきっていた。弛緩した穴からとろとろとあふれるローションがひどく甘く香り、手をべとべとと汚す。
「ハロウィンにかこつけて、俺のおかげでやらしくなった身体見せつけんのは楽しかったか……?」
ぐぐ、と尻たぶを開きながら指を濡れた穴へと沈めると、ひくひくと嬉しそうに歓待する肉縁とは逆に、や、やぁ……、となく。嫌なものか、何度獄のものになりたいとねだられてきたと思っている、両手足でもとっくに足りない。獄の執着と凛気を欲しがる悪食な恋人の、捨て身がすぎるアプローチにまんまと踊らされた。この格好でウロついた恋人の姿も、こんな身体にした自分のこともどうしたってもう覆られない。
「ちゃんと答えなきゃちんぽはおあずけだ」
開けっぴろげにしたい恋人とは反対に、こちらはできれば見られたくないし知られたくないと思っている。贔屓目を抜きにしても整った顔立ちと魅力的な身体つきをしているのだ。交際を明らかにしたらなおのこと、あらぬ想像をされる可能性がある。たまったもんじゃない。見せびらかしたくないわけではないが、わざわざ卑猥な衣装を着せてまでいやらしい目で見られる機会を増やしたくない。
頂点まで達しつつある怒りを感じてか、快感に浸りきりの恋人がおもむろに顔を上げた。首の座らぬ赤子めいた仕草に反して、色と欲でどろどろの目が興奮に燃え、口は半開きになり、ぬめりを帯びた真珠色の犬歯と薔薇色の舌が覗く。涙とよだれでぐちゃぐちゃになってなお美しいかんばせは看護婦も僧侶も務まらない。よこしまな思いをあぶり出す魔性が腕の中でうっとりとわらった。
「……すっげぇ、よかった……」
熱のこもった声音は絶頂の喘ぎに似た色艶をにじませ、証拠のようにぶるりと身をふるわせる。わずかに見えた股間はぴゅっ、ぴゅぅ、と淫らな汁を吹き上げていた。肉縁だって、きゅぅんっ……と指に吸いつき、締めつけ、しゃぶりつく。
「せっそぉのこと、すけべなめでみたやつら……みぃんな、ひとやとシテるとこそうぞうしてんだぜ……?」
いまみたいに、と笑い、きゅ、きゅ、とさらに肉縁が指に絡みついた。本心でもあるだろうが、どこまでも煽って誘い、満身創痍でも喉笛を噛み砕こうとする。目がくらむほど愚かで愛おしい。
「……いっそのことハメ撮りでも公開するか」
「は?」
「ぷりっぷりの勃起乳首も、すぅぐおもらしするちんこも、ちんぽと生中だぁいすきな尻もぜ〜んぶ見せてやったらいいんじゃないか?」
何千何百万、何億もの人間からかわいくてやらしい空ちゃんだと思われてシコられたいんだろう? とささやけば、スケベなことで頭がいっぱいの子供はきゅん、と胎の奥を鳴らす。ごくん、と唾を飲み下す音も聞き逃してはいない。驚いていたはずの目は、途方もなく淫らな想像に発情してどろんととろけていた。
「……ひとやが、せっそうを……しらねえやつのオナペットにされてもいいなら、いいぜ……?」
どくどくと跳ねる心臓の鼓動がこちらにも伝わる。甘くとろけて誘う目は挑発するようでもあって、頭がぐらんとした。追い詰めて、追い詰めて、どん詰まりまでやったと思うのに、恋人はまだ牙を剥く。お互い、一番欲しいものがそこにあるのだ。
「……いいわけねぇだろっ!」
「あっ! ん……ぅ……」
浅瀬に触れるか触れないかのギリギリだった指をずぶん! と深く差し込む。ローターが入っていたとはいえ、まだキツいナカを無理矢理に割り開くのは強烈だったのか、がくん、と恋人がくずおれた。ようやく浅瀬をほじられた喜びでか、みちゅみちゅと指に甘える肉壁がかわいらしい。指の腹で優しく撫で、転がし、こねるたび、あぅ、はぁ、うぅ、と猫の子のように唸る。とん、とナカを押すたび、ぷりんとしたちんこからぷし、しょろ、とおもらしするのも愛らしい。
「クソ……! 誰が見せるかこんなの……!」
「……? ……せっそぉ、おなぺっとむいてねぇ……?」
イキっぱなしになった恋人がとんでもないことを口にした。快楽に飲まれた恋人は、見た目からは想像もつかない聡さと発想力と決断力が遥か宇宙まで飛躍する。俺が嫌ならやめるんじゃないのか。そんなにオカズにされてマスをかかれたいのか。自分でセクシーとか言ったりそれっぽい仕草したりしたのはセックスシンボルになりたいとかそういう願望だったのか。絶対違うはずなのに、ガッカリとしたそぶりをされると戸惑い、今日何度目かの怒りがわいてきた。
「俺以外のちんぽの心配してんじゃねえ、よッ!」
「ひゃぅっ! ゃあ! やだぁっ……!」
拓ききらぬままのナカのさらに奥、指の付け根までずっぷりとハメて乱暴にかき回す。傷つける気はない、優しくした後にいじわるをすると悦ぶのだ。ゆるやかに甘やかしたふくらみを、ぐりゅぐりゅと強くいじめれば、やぁ、ゃあ、と甘くなく。
「ふ、ぁ……っ、いく……ぃく……ぅっ! そこ、も、ゃ……っ」
「……お前は俺の恋人だろ……見ず知らずのやつのオナペットなんかなるんじゃねえ……!」
「んっぁ……! なんね、なんねぇ、からぁ……! ひとやのこいびといがい、なんね、からぁ……っ!」
だから、もうきもちよくするな、と言う訴えは却下した。
「やぁだよ……! これでイッたら二度とオナペットになるとか言うんじゃねえぞ!」
「いわねぇ……っいわね、からぁっ! も、いく、いくぅ……っ!」
言葉とは裏腹に熟れきったナカはむちゅむちゅと指に吸いつき離れない。指だけでこの乱れ方をするのに、ちんぽならどうなるか——を知っている。そしてこれから先も知るのは自分だけでいい。想像の中、どんな淫らな姿を思い描いても、現実には及ばないのだから。
恋人のナカが痛いほど指を食い締める。もっと奥深くを暴かれたいと、のけ反り、尻をぐん、と突き出す貪欲さすらかわいくて、ぷっくりと熟れきった浅瀬のふくらみをごりゅんとくじいた。
「ひ、とゃあ……っ!」
ぷしゃあっ、と淫水を吹き上げた恋人が絶頂を迎え、自分の名を呼んで果てる。こみ上げる満足感と達成感、満たされる独占欲と優越感が胸に広がった。絶対にありえないとしても、もしも、もしもハメ撮りを公開するのなら、最後の最後は今日のように自分の名前を呼ばせよう。どんなに頑張ってシコシコしようと恋人が悩ましく、切なげに、愛おしくてたまらないと名を呼ぶのは獄だけなのだと突きつけられてほしい。絶対にありえないことだが。
「気持ちよかったか?」
息も絶え絶えになりながら、ナカをまだひくひくとうずかせる恋人をあやしてやると、無言で首をゆるゆると揺する。縦だか横だかわからないそれよりも、きゅんきゅんと跳ねるナカの方がよほどわかりやすかったが、ぽんやりとしながら反応するのがかわいくて、ちゅっ、と頬と額にくちづけた。くすぐったそうにしながらも、やんわりとゆるむ顔にちくりと胸が痛む。
「……ところで俺のちんぽはまだ一回も射精してないんだが……」
ちんぽと生中がだぁぁぁいすきなエッチな看護婦さんは、よろこんで勃起ちんぽの看護をしてくれるんだよな?とささやくと、驚きか怯えか、びくん、と腰が揺れた。媚態を目の前に耐え続けたそこを遠慮なく解放すると、スラックスを押し上げてぐう、とテントを張ってふくれる。
なんで、と言いたげな目はかわいそうなくらい困惑していて、ぐ、と腰を上げてさらに見せつけた。どうなったってかまわない。この状態の恋人はちんぽをハメなければ満足できない身体になっている。あぅ、となきながらも、硬くふくれたちんぽから目が離せない。
「もうきんたまもちんぽも苦しいんだよ」
なぁ、と甘えを含ませた声でねだれば、ごくん、と唾を飲み下し、熱に浮かされ、色と欲に濡れた声がした。
「ひとやの、きん、たまが……からになるまで……、せっそうが、かんごしてやる……」
そうして言葉どおり看護してもらったのだが、あんまりかわいくてよかったばっかりに、ヌいてもヌいても無尽蔵にきんたまが稼働してしまい、わりと本気で泣かれることとなる。
その泣き顔でまたちんぽが元気になって怒られるのだが……これに懲りたらオナペットだとか際どいコスプレで出歩くのはやめてほしい。言うまでもないとは思うが。
2022/10/16
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