上手にほどいてキスをして+EX

 温めた寝室のほんのり冷たいベッドに恋人となだれ込み、くん、と首元のリボンをほどく。
 晒された白い喉は華奢ではないけれどすんなりと伸びやかで、ほんのり赤く、期待に揺れるのが悩ましい。
 刃紋のような光沢のリボンは真新しく、ぐしゃぐしゃにするのが惜しくなってベッドサイドへと避難させた。
 ほかほかとした恋人はいつも通りのスウェットを着ていて色気も可愛げもないが、帯びた熱気や頬や耳の赤さは決して風呂で温まったからだけではない理由が透けて見える。
 服も脱がせろ、と訴える金色だって、隠しきれない欲望でいつもよりも濃く、煮詰まった蜂蜜色に近い。
 こちらだって似たようなものだ。お互いに触れたくて仕方がない。ついでにいつも通りのスウェットなのもおんなじで、違うのは恋人がそれをどうとも思わないことだけ。
 ぐ、と腹のあたりに手を伸ばし、下からスウェットをまくり上げる。セックスをする時に恋人はインナーを着ないから、そこには鍛えられ、均整の取れた肉体が月光のごとき白さをたたえている——はずだった。
「空却」
「……良い子で頑張った獄クンに、サンタさんが来てやったんだが?」
 めくり上げた先、綺麗な腹筋が呼吸に合わせて上下する。その白さに誰も踏み荒らした者がいないと安心していると、とんでもないものが目に飛び込んできた。
 うっすらと盛り上がる筋肉が眩しい新雪さながらの胸元。その中でも手塩にかけて愛で、育てた乳首が両方とも小さく赤い三角形で隠れていた。
「サンタがビキニ着てるたぁ、初耳だな」
「ムッツリスケベの獄クンはヒゲつけるよりビキニ着た方が喜ぶと思ってなァ」
 ウエストゴムをぴんぴんと引きながらにんまりと笑う口元はこちらの下心を全部お見通しで、誘われるままに引き下ろした先にはひしゃげた逆三角形がぎゅうぎゅうと下腹部に食い込んでいた。
「獄がやらしい目ェして見るから……」
 痛い、と愉快そうに目を細め、勃ち上がった一物を三角形から解放する。ぷるん、と揺れた若茎はすぐに硬くとがり、その下でぷりん、とふくれた形のいい陰嚢が逆三角形にみち、と圧をかけた。
 指一本どころか髪の一筋すら触れていないのに小さな三角形達はおさめたはずのものに押し上げられ、形を変える。視線すらそう浴びせていないはずなのに、胸元の三角形は真ん中のあたりをぷっくりと小さな点が浮き上がっていた。
「やらしい目で見られたくてやらしい格好してるクセに?」
 小さかった点がむくむくと首をもたげ、しゃぶりがいのありそうな突起へと成長すると、体格相応に色艶の整った若茎の先端——それすらぷるりとかわいらしい——からとろとろと愛液がこぼれ落ちる。勃ち上がってふくれた頭は触ってほしい、とねだるように陰嚢を締めつける布地ごと濡らし、腰もゆるやかに揺れていた。
「俺はたしかにやらしい目で見ているが……ここまでやらしくなるのは想定外だからな?」
「うるせぇ……っ、ちんちんみてぇな目ェしやがって!」
「どんな目だよ!」
 目の前でゆらゆらと腰が揺れ、それに合わせて硬くとがりきった若茎と張りつめた陰嚢が愛液にまみれて揺れる。触れればやわらかいもののほとんど筋肉で出来た胸は、大げさではないがかすかに揺れた。ビキニのしゃわしゃわとした生地に乳首が擦れるのか、先端のくぼみの形すらわかるほど勃ち上がり、なおもぴん、と上を向く。
 鍛えられた肉体は細すぎず太すぎない健康的なたくましさを纏っているのに、この状況故かどうしようもなくいやらしい。決して肉付きが良すぎることはないのに、むちむちとした甘さを感じてしまう。特に太ももや尻のあたりなどは胸元に近い淫靡さで、ビキニが食い込む姿は完全に目の毒だ。
「……今もしてんじゃねぇか……」
「お前がやらしいことしかわかんねえよ。嫌なら今すぐ萎えるようなナリになれ」
「こんなバカみてぇなモン着てンの見てちんちんデカくしてるやつ、何見たら萎えんだよ」
 そうしてはぁ、とため息をつくと、ぱか、と足を開く。ほとんど線のクロッチが蟻の門渡りにわずかに食い込み、縦に割れた肉縁……を塞ぐ栓蓋に押し上げられていた。クリスマスだからか赤いハートのビジューで飾られた蓋がきらきらと光る。
「ほらよ」
「……萎えると思うか?」
「萎えてねぇなぁ」
 当たり前だ。この可愛らしい玩具めいた蓋の奥は、抱かれるためだけの準備が万端に整えられている。太く張り出した亀頭をスムーズに受け入れられるように拓かれた縁。適度に締めつけながらも窮屈にならないように慣らされ、たっぷりのローションで潤った内壁。
 自分と気持ち良くセックスするための完璧な下準備を見せつけられて萎えるやつがどこにいるのか。いるかも知れないしいるだろうが、少なくとも今の俺には当てはまらない。むしろ余計に勃起した。スウェットじゃなければとっくに前をくつろげていたくらいだ。
「目も頭ン中もちんちんだからか……」
「人を化け物にするな!」
「全身ちんちん弁護士」
「あのなあ……!」
 助平な下心を責めるにしても言い方があるだろう、と反論しようとした矢先、ぐに、と股間をあやされた。痛まないようにやわく、押すというよりは撫でるように、裸の両足先に絶妙な力加減でふくれた亀頭を可愛がられてしまう。
「ちんちん弁護士のちんちん、かたぁい……」
 くすくす、とわざとこちらを煽る笑みを浮かべ、くり返しくり返し、ぐ、ぐぅ、ぐに、と亀頭を、くびれを、裏筋を、爪先、指裏、土踏まずを器用に動かして扱かれた。
 肌を合わせてきた経験値が発揮されるたび、悪い知恵をつけさせてしまった、と懺悔しながら、足で性器を愛撫して誘うようなはしたなさを仕込んだのが自分なのに優越感が湧き上がる。
 ゆるいスウェットすら押し上げてきつく張りつめ、先走りも垂れてきた。息が詰まり、ふうふうと鼻息が荒くなる。このまま射精したいのはやまやまだが、それをしたら目の前のサンタの思惑どおりだ。
「サンタさんの足裏オナホ……獄クン、きもちぃ?」
 いっぱい射精していいよ、などと優しげに振る舞うが、これは悪魔の囁きだから信じてはいけない。本当に射精そうものなら当分の間はいじられる。足裏オナホでぴゅっぴゅするのだぁいすきだもんなぁ? なんて言って嬲られるのが目に浮かぶ。
 そうこうする内に片足先が陰嚢へと伸ばされた。潰さず、けれども弱すぎず、上向いた陰嚢の中身——子種——を押し出そうとする揉み込みは、亀頭のみならず竿全体を扱くもう片足と合わさると射精さずにいるのが馬鹿らしくなる。
「獄クン、サンタさんのナカに射精したぁい……ってすっごい我慢してんだろ……」
「うるせえ……っ」
「別にいいじゃねぇか……、サンタさんにちんちんときんたま踏まれてびゅ〜ってしても……」
「俺には我慢ならないもんが二つある……!」
「今それかよ」
 若干呆れた声を出されたが無視をした。イラつくことで余計にちんぽが勃起したが犯人は目の前にいるエロサンタだ。絶対にこのエロサンタの足裏オナホと金玉マッサージで射精したくない。
「……助平な服着たやらしい身体見せびらかしてちんぽ煽るサンタと……! オナホだのなんだの言って射精させて……! 体力温存しようとするサンタだ……!」
「う、わ!」
 ちんぽときんたまを愛撫する両足を掴んで開く。ぱかりと空いた場所を陣取り、そのままのしかかって丸め込めば、ぷるんとしたちんこにスウェット越しのちんぽが重なった。
「かあわいいなあ、サンタさんのちんこ……。俺のちんぽシコシコしながら自分もやらしいおもらしして……」
「ばっ、か! やめろよ!」
 悪い子にはサンタさんのプレゼントはやらねぇぞ、とかわいらしい脅し文句が聞こえたが、助平なビキニのサンタさん自身がプレゼントだから怖くもなんともない。もしや他に何かあるのか。だとしてもやはり——
「なあサンタさん、良い子の獄クンのちんぽ……早く挿入れさせてくれよ……」
 かわいらしいサンタちんこに、ぐ、とちんぽを押しつけると、ついにスウェットが下着ごとずり落ちた。ぶるん、と飛び出したちんぽをビジューで飾られた肉縁へと向けると、それだけでエロサンタはぴゅ、と、射精してしまう。
「……期待しすぎだろ……」
 先を想像しただけで達してしまういやらしさがかわいくて、意地悪く耳元で責めれば、またびくびくと跳ね上がった。今度は射精してはいないようだが、胎の奥で甘イキしているのだろう。噛みつきもせず、目をとろかせ、ふぅふぅと息を吐いている。
「いまのひとや……! ぜんっぜん、いいこじゃねぇし……! かわいくもねぇから、やだ……っ」
「なんだよサンタさん、俺のこと可愛いなんて思ってたのか?」
「……あしでされて、いきそうになってたときは」
「いつからサンタは暴君の代名詞になったんだよ……」
 じたばたと暴れてもおもらしのような射精と止まらない甘イキで力の入らない身体は簡単に押さえ込めた。掴んだ足をさらにぐぐ、と前へと倒すと、柔軟が良いばかりにやすやすと顔の横に足がきてしまう。
 ひっくり返され、間近に迫るいやらしい期待を隠せずにふるえるちんこと尻に、びたん、と限界寸前のちんぽを乗せてやる。先走りで濡れそぼり、射精をこらえてひくつくちんぽ口をとらえた目が一瞬見開かれ、すぐにそらされた。
 視覚効果は抜群だったが、ちょっとやそっとでは揺らがない、堅牢な精神を突き崩すべく、一度ちんぽを下ろす。そして頑ななエロサンタにも挿抜が見えるようにこっそりと位置を整えた。
 きらめくハートがまぶしいビジューに指を引っ掛け、く、と引くとそらされたままの目が細まり、きゅ、とくちびるも引き結ばれる。これから襲いかかる快感に備える姿はいやらしく身体を拓かれたことがある者の反応で、このサンタがエロいのは俺が良い子でも可愛くもなかったからだ。
「ま、サンタさんが悪いヤツなら……俺も存分に可愛くない悪い子が出来るな」
「どういう、りく……つ、ぅ……!」
 ゆっくりと引き抜くフリをして、話しかけるようなことを言い、乗ってきたら一気に引き抜く。
 さすがに馬鹿ではないからこらえたが、ぴゅぴゅっ、と射精をすると同時にプラグの抜けた尻が物欲しげにきゅっ、と締まり、甘イキの余韻できゅぅ、くぱぁ、と抜け落ちた玩具を探すように肉縁がはしたなくうごめいた。
「やあらしいのサンタさん……ちんぽほしい〜おしりさみしい〜……ってくぽくぽして……」
「ぁ、ぅうう……」
 抜いたプラグをベッドの端に放り出し、ひくつく肉縁を見つめる。縦に割れてぷっくりとしたそこは舌足らずに喘ぐしか出来ないくちびるとよく似ていて、濃いピンク色でぷるぷるとふるえるのがいとけなくてあいらしい。けれどもちんぽを挿入れれば、いたいけな仕草が嘘のようにいやらしく吸いつくのだ。
 こぷ、とローションがあふれてぬめるそこは、排泄器官と名乗るにはあまりにも淫らになってしまった。ぽっかりと空いた隙間を埋めてほしいとねだって収縮をくり返す、けなげにちんぽ待ちをする場所を、嫌がるから口に出さないが、心の中でだけまんこと呼んでいる。
「なあサンタさん……挿入れていいだろ……?」
 再び尻——まんこに構え直したちんぽに、とろけきってこぼれ落ちそうな金色の視線がうっとりと向けられた。両手足の指では足らないほど咥え、しゃぶったちんぽは絶対に気持ち良くしてくれるアイコンとして刷り込んでいる。
 外面だけ取り繕って反抗的に振る舞っても、内心はちんぽが欲しくてしょうがないのを隠せはしない。どうにかき、と睨みつけようとしていても、まんこはちゅ、ちゅ、とちんぽを食む予行練習をはじめてしまっている。
「せ、そうは、さんたのまえに、そうりょ、だから……、いれさせて、やる……っ」
 じひだ、と回らぬ舌で告げられ、快楽に耐性のない恋人の最後の意地に目を細めた。挿入れてしまえばこんな強気になることなど出来ないのだ。
「サンタさんの慈悲深あい尻……っ、堪能させてもらう、よ……!」
「ひ、ぅ……っ」
 ちゅぽ、ちゅぱ、としゃぶりついていたまんこはとろとろで、ふくれきっていたちんぽのさきっぽをちゅう、と一息で飲み込むと、むちゅむちゅといくらか拓き甲斐ある肉壁に出迎えられる。
 かわいくてけなげで慈悲深い恋人のおまんこは、つんけんしながらもきちんとちんぽの形を覚えていて、ず、ず、と優しく揺さぶって掘り進めれば、すぐにいつものように絡みついた。
「ひぁ……っ、ひ、ひと、ゃ、ぁっ」
「サンタさん……っ、可愛くない悪い子のちんぽ……! きもちぃなあ……っ?」
「ぅる、せぇ……!」
 ちんぽの入り口や浅瀬のふくらみなんていう敏感に育てた場所を優しく撫で回してやれば、ちゅ、ちゅ、とローションを泡立てながらくちづけに似た音を立ててしゃぶりつく。
 まんこが十分にほぐれてとろけた頃合いを見計らい、腰を強く振って押し入れば、じゅぶん、と激しい水音が響いた。予想外に深く挿入り込んでしまったらしい。
「ゃっ、ふぁ……」
「悪い……」
 はあ、と深く息を吐くと、ほとんどまぶたを下ろした目尻に透明な雫がたまっていた。きつく寄った眉間は必死で快感を飲み込もうとしていて、ツンと尖ったまつ毛に乗っかる涙がふるふると揺れるのに嗜虐心がそそられる。
「ほんっと……に、かあわいくなっちまうんだよなあ……」
「かぁぃく、ねぇ……っ」
「ちんぽ、きゅうきゅう締めつけながら言っても説得力がねえんだよ……!」
 幼子と同じいやいやをする仕草で首を振る恋人はベッドの上での嘘が下手くそだ。俺に言われたらなんだって喜んでしまうのに、そんな簡単なヤツじゃないとばかりに天邪鬼の皮を被る。
 悪趣味だと言われても、それをねじ伏せて素直にさせて、険の無い顔ですき、きもちいい、と言わせるのがたまらない。
「ばか、ちんぽぬけ……!」
 普段はいやというほどよく回る舌と頭が、余裕なくばか、すけべ、と言い出したら陥落は近い。
 今更ちんぽを抜いたって抜いた衝撃でイクだろうに、抜け、縮めろ、などともよく言う。
 反面、まんこときたらちんぽで届く奥の奥をほじられたいとちゅぽちゅぽおしゃぶりをして、ほじって拓いた一番奥にちんぽ汁マーキングをされたいと根っこから先っぽへと搾り上げているというのに。
 何より、どこからどう見ても、誰が見ても、はっきりわかるほど種付をねだっているのだが、本人だけが気づいていない。
「……抜いてやってもいい、が」
「んだよ……」
「サンタさんの足、俺の腰ぎゅう〜って……」
 押さえつけるのやめてくれないと、とみなまで言う前に足がピン、と浮いた。
 そうなのだ。うっかり深く挿入りこんだ衝撃で、かわいくていやらしいサンタさんの足が跳ね上がって絡みついたのだ。
 おかげで奥へ奥へと進むしか出来ず、ちんぽのさきっぽでとちゅとちゅと最奥の秘奥へと向かってほじるしかない。
「へ……、ぁ、ら、らて……っ」
「無自覚のがよおっぽどやらしいんだよなあ……っ、ちんぽ好き好き生中種付してっておねだりするとろとろおまんこして……っ」
「して、なぃっ……!」
「そうだなあ、どんどん足とおまんこの締めつけがきっつくなってるけど……っ、なあ……!」
 ちがう、ちあう、と弱々しく喘ぎ、ひ、ひ、と鼻を鳴らす恋人に胸が痛みながら股間が熱く張りつめる。真綿に包んで傷一つつけたくないのに、意地悪くつついて泣かせてやりたい。
「くそ……っ、はぁー……っ射精す……っ」
「まっ、て……っ、ま、てぇ……っ」
 ほとんど動かせない腰を揺さぶって、拓きそうな奥地を突く。出来ることならだして、と乞い願わせて、まんこのうぶでやわこい一番奥に種を付けたかったが仕方ない。
 これが最後、と息を詰めてずん、と腰を打ちつけると、幸いなのかわからないが、滅多に拓かぬ秘奥に挿入り込んだ。
「……っ!」
 快感の許容量を超えたのか、恋人は声もなくのけ反り、ぽろぽろとまつ毛から涙がつたい落ちた。噛み殺し、飲み下した喘ぎと息で喉が上下に動くと、同じリズムでまんこがきゅぅ、きゅぅん、とちんぽを搾りとる。
 きんたまから根こそぎ奪うように、根っこから先っぽへの丁寧で熱烈なおしゃぶりは、秘奥も変わらない。ちんぽ口をちゅぽちゅぽと舐め回し、硬く張り出した先っぽを甘やかすように愛撫する。
 限界に近い中の追い込みに射精さないわけもなく、ぐりゅん、と一際強く秘奥のやわな壁に抉り込んだ。
「ふ、ぅ……!」
「ぁ、ふ、っ、ぅぁああぁ……」
 びゅぅぅぅぅぅ……っ、びゅる、びゅぅぅっ……、と射精した端からまんこにしゃぶられ、残滓まで余さず啜られてしまった。ようやく足はゆるんだものの、肝心のまんこはまだまだぎゅ、ぎゅ、とちんぽ汁のおかわりをしている。
 久しぶりに開いた目はまんこの一番奥への種付にうっとりととろけながら、身体——おまんこ——がどくどくと脈打ち、続きをおねだりしているのを恥じらいうるんでいた。
 こちらも一回射精して落ち着いたから少し俯瞰して見ると、つつしまやかに射精していた恋人のちんこが密やかに潮を吹いている。深く達したまんこの余韻が抜けず、ぷし、ぷしゃ、と腹を濡らす姿は、普段のふてぶてしさとの落差でぐらりときてしまう。
 潮で少しだけ濡れた胸元も、一部分だけ濃さの違う生地に性感帯として完成しつつある乳首からあらぬ液体が漏れたような錯覚をして、自分をどうにかいさめた。
「ひとやぁ……?」
「ああ、すまん……お前がやらしくて……」
「……ばかじゃねぇの……」
 割と本気で悩んでいたのだが、恋人はすぐにまた天邪鬼の武装をしてしまう。
 多分、恐らく、間違いなく、続きのお誘いをされているから、今度こそ一晩中、素直になれるように抱いてやろう。
 窮屈そうな乳首と、ぷるぷるとふるえるちんこをもっと可愛がってやりたい。
「もう一回、抱かせてくれるなら馬鹿でいい」
「なんだよそれっぽっちでいいのか?」
 ふ、と鼻で笑ったものの、恋人の舌はまだ十全に回ってはいない。
 もう一度、腰をず、とゆすって跳ねた身体を抱き締める。
「次はお前がねだることになるから、いいんだよ」

2024/12/27


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