水に流れず、底に落ちず、豚すら食わず

『……これから、おしっこする時は乳首オナニーしろよ』
 どう考えてもイカれた言葉に今ならばはぁ? と返してやれただろう。
 散々、変態、助平、スキモノ、と罵って、当分引きずってむし返して責めてやって、土下座して謝るまで許さない——ようにしてやれたのに。

「ぁ、ゃ、ぅうぅ……っ」
 とても立っていられない快感が胸から腰、尻、ちんこへと響いて、がくがくと崩れ落ちそうに足が揺れる。必死で立とうとすると、背後から抱き止められた。
 ほ、と一息つく間も無く、きゅぅっ、と両乳首を引っ張られ、くにくにと上下左右にこね回される。
 さっきまでは摘んだ乳首を根本から先端へと扱かれ、ちんこのように勃起させられ、今はそのままキープしろと萎えないように弄ばれていた。
「……本当におしっこしたいから乳首イキさせてくれ、なんて言いにくるとはなあ……」
「ひとゃがそぉしたんだろっ」
 やれやれと言わんばかりの男はしかし、満更でもない様子を隠せていない。嬉々として乳首をいじくり回しているのがその証拠だ。

 非常に癪ではあるが、乳首イキを強いられ、潮だのしょんべんだのをもらしてイクのを強いられ続けた結果、本当に乳首でイカなくては用が足せなくなってしまった。
 最初はまさか、と思ったものの、どれだけ腹一杯水を飲んでもまるで出ない。いいかげん便所に立てこもるのも飽きた頃に、もしや……と軽く乳首を撫でたら、ぷしゃ、とちんこが反応したのだ。
 それからは早かった。念の為に下半身だけ裸になって、撫でただけで自然にびきびきと硬く首をもたげた両乳首を、服の上からピン、と弾き、擦り上げる。それだけで腰も足も力が抜け、便所の床に膝をついてしまった。
 同時にすっかり尿意を忘れていた体がぶるぶると震え出し、慌てて便座に跨る。勢いそのままに背を預けるはずの場所に縋りつくと、その拍子に乳首が便器の蓋にかすめてしまった。
「ひ、ゃあんっ!」
 便所で一人で出すには甘ったるすぎる声にすら反応して、ぎゅうぎゅうと抱きついて乳首を押しつけるのをやめられない。離れようとしても冷たくつるつるとした蓋がこそばゆくて気持ちよく、抜けた腰を情けなく振ってしまう。
 こんなのオナニーでも小便でもみっともなくて恥ずかしい。万が一、と思って一番奥まった場所にある便所に行ってよかった。絶対、絶対に、誰にも知られたくない。乳首でイかないと、小便も出来ないなんて、そんな——
 尖りきった両乳首のさきっぽをぐりぐりこね回し、ぶっくりと重たくなったのをそのままぎゅう、と押し潰す。表面を撫でられるばかりだったさきっぽのくぼみが、熱の移った蓋に奥深くまでほじくられた。
「ふ、ぁ……、ぁ、あぁぁぁぁ……♡♡♡」
 何をしてもされても気持ちいい乳首の、さらに弱いところを掘り返されて、たまらずひっくり返った喘ぎ声を出してイく。自分の声のはずなのにいっそう甘ったるくどろりととけて、とてもじゃないが人に聞かせられるものではない。
 羞恥と快感でぐちゃぐちゃになった頭を置き去りに、体は貪欲にもっともっととおかわりをねだって揺れる。乳首イキの反動でピン、と伸びた足をじたばたさせたまま、完全勃起した乳首をぐ、と蓋に押しつけてしまう。
「ぃく、ぅ……っ♡♡ まひゃ、ぃく……っ♡ ぃきゅぅぅぅ……っ♡♡♡」
 ぐりゅりゅっ♡ と乳首のくぼみほじくりオナニーするのが良すぎて、声も腰も抑えられない。甘く、深く、イクたび、腹の中がきゅんっ♡ きゅんっ♡ とうずいて、ちんぽを欲しがるのがわかる。
 腰を前後に、弱々しく振るたび、尻がぶる♡ ぶるん♡ と重たく揺さぶられ、触ってもいない尻穴がくぱ♡ くぽ♡ と開閉して、この体はちんぽをねだって媚びるいやらしい体なんだ……♡ と突きつけられた。
 恋人の言うとおりの『淫乱マゾ坊主』そのものの体が恥ずかしくて、いやらしくて、でも気持ちよくてしょうがなくて……♡ 気づけばぷしゃ……っ♡ じょろろろろろろろ……♡♡ と、ためにためた尿を吹き出していた。
「はぁぁぁぁぁぁ……♡♡♡」
 とっさに腰を引いてちんこの先を便器の中へと向けて、大惨事は避けられたものの、すさまじい解放感と勢いよく飛び出す尿と射精の感覚が重なって、イキっぱなしになってしまう。
 乳首だってぐっ♡ ぐりっ♡ と擦りつけオナニーをしてイキっぱなしで、おまんこなんて触ってもいないままきゅうぅぅ……っ♡ と無いちんぽを食い締めてイってしまった。
 こんな変態じみたオナニーをしないと小便も出来ないのは、まごうことなき『淫乱マゾ坊主』だ……♡ と、ぞくぞくしながら尿の最後のひとしずくを搾り出す。
 恋人がおまんこに種付をした後、尿道に残った残滓すら余さず吐き出して塗り込める時の動きを真似て腰を振ると、ぴゅ♡ とさらさらとした汁が飛び散った。
 火がついたままの体——特におまんこ——が切なくてたまらない。これからずっと小便一つするのにこの有様だと思うとゾッとするのに、体はいっそううずいて止まらない。
 嫌だ嫌だと思いながら便器の蓋に乳首を擦りつけるのをやめられず、腰を振るのもやめられず、恥ずかしくて、気持ちよくて、ああでも、お前のせいでこんな変態そのものの体になってしまった、と言ったら、しょうがないなんて言いながら喜ぶやつが一人だけいる。

「せっそぉは、ひとやにいんらんまぞぼーずにされたんだから……♡ ちゃぁんとせきにんとって、きもちよぉく……♡ おしっこさせてくれよ……♡♡♡」
 背後から乳首を愛撫する恋人を上目遣いで見つめると、ぐ、と息を詰まらせた。
 抱きしめられた体に伝わる熱がどくどくと上がって、尻に押しつけられたちんぽはもう火傷しそうなほど熱い。
 小便するためのハードルをこれ以上上げたくないのに、嘘をつけない体がちんぽをねだり、尻でちんぽを包んで締めつけた。

2025/3/25


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