endless destiny
まえがき
これからの話は、放送以前からネット上にてありました想像ネタ?を元に書かれました管理人による小説です。
読んでもいいという奇特な方だけスクロールして下さい。
読みたくない方は、お戻り下さい。
『キラ・ヤマト?』
『例のコーディネーターか?』
『……生きているのか?…して今どこに…?』
『まぁ、落ち着け。……オーブ近くのとある島だ。そして、そこには―――』
「まぁ、いけませんよ。むやみに花を摘んでは」
美しいピンク色の髪をなびかせながら、ラクスは花を数本を持った少年・ハルに言い聞かせた。
「…すいません、ラクス様。キレイだったからラクス様にと思って…」
ややしょんぼりするハルを見て
「…まぁ、そうでしたの。それはありがとうございます」
ふわりと手を差し伸べて花をもらうとラクスは笑った。
下を向いていた、ハルは頭を撫でられ顔を上げた。
「……へへっ。ラクス様、大人になったら僕のお嫁さんになってね ///」
「…えっ……?」
「約束ね――♪」
そう言ってハルは、仲間の元へ走っていった。
「……お嫁さん…ですって、ふふっ」
「ミトメタクナイ!!ミトメタクナ〜イ!!!!」
花の香りを楽しむラクスの傍では、ピンクハロが弾んでいた。
「どうしたの、ラクス?」
不意に後ろから声を掛けられてラクスは、笑いながら振り向いた。
「ふふっ、たった今プロポーズされたのですわ、キラ」
「…プロポーズ?ラクスが?」
やや、大人っぽくなったキラだが、微笑を浮かべていた。
「はい、この花を貰いましたの……どうなさいました?」
「ん、いや、モテるね。」
「まぁ、そんな事ないですわ……もしかして、妬いてます?」
ラクスがキラの顔を覗き込みながら言うと、キラはあっという間に赤くなった。
「……そ、そんな事ないけど…でも………」
「でも……?」
「…いつか…ね。」
キラが、海を見ながらつぶやくとラクスは、キラの手をつなぎ
「……ハイ…。」
と答えた瞬間、砲撃が聞こえ、島の子供たちの悲鳴が聞こえた。
『キャぁ〜!!』
「なに…?」
「キラっ……」
二人は、手を固く繋ぎ家に戻ろうとしたが、途中で逃げてきた子供たちに会った。
「あっ、ラクス様!こっちはダメ!!拳銃を持った人たちが…」
「だからっ、あっちへ!!隠れ家があるの!!!!」
「皆さん、無事ですの!?………あら、ハル君は!?」
子供たちは、みんなパニックになっていて、ハルがいない事に気付いていなかった。
「僕が行くよ。ラクスはこの子たちと一緒に…」
キラが、ラクスの肩に手を置き言い聞かせると、走って家の方へ行った。
「……キラ!!さぁ、皆さんは早く行きましょう!!」
家の裏の物陰に隠れて、キラはそっと盗み見た。
(……ザフトではなさそうだし…連合でもなさそうだけど……)
「居たか?」
「いや、さっき子供が居たが逃げてったみたいだ…」
どうやら、子供に危害は加える気はなさそうだが…
という事は狙いは、マルキオ導師か、僕らか…?
キラが考えを廻らせていると、主犯格のような男が現われた。
「…居ないのか?キラ・ヤマトとラクス・クラインは…くそっ!!」
――僕とラクスかっ…!!――
とその時、物陰からハルが出てきた。
「…あっ……」
すっかり怯えた顔で、それを見つけた男たちは銃を向けハルに話し掛けた。
「おい、小僧!!此処にキラ・ヤマトとラクス・クラインはいるか?」
ハルは、すでにパニックに陥っていて何も話せず、口をぱくぱくさせている。
男たちは、どうしても吐かせようとしたのかまだ子供のハルの頭に拳銃を突き付けた。
「言え、小僧。さもないと…」
ガチャリと鈍い音がする。
(ダメだっ!!)
と思った時には、体が動きハルの前にいた。
「ひゅう〜♪いつのまに…さすがスーパーコーディネーターだな、キラ・ヤマトだな?」
「…僕に何のようだ!?」
キッと相手を睨むと、男は嘲笑うかのようにキラを眺めた。
が、連絡がいったのか、オーブの軍人らが男の仲間らを包囲していた。
「……っくそ!!」
一瞬のスキをみて、キラが男の拳銃を蹴り上げ
ハルが逃げようとした時、違う男がハルに銃を向けていた。
とっさに手をだそうとした瞬間
ピンク色の髪がなびいて、銃声と共に軽やかに流れていった。
まるでスローモーションかのようにラクスの体がゆっくりと倒れていくのを目に焼き付けていた。
「……っラクス!!」
手を伸ばしたが、抱き留めるコトさえ出来なくラクスの体は地に倒れた。
「っラクス!?ラクス!?」
抱きかかえながら、ラクスの名を呼ぶと白い手が差し出され
掴むとゆっくりとした声で囁かれた。
「………っ…キラ…ご無事で…よかっ……」
見ると、顔は蒼白していてまるで血の気がない。
やがてその手はするりと滑り落ちる。
「ラクスっ!?ラクスっ!?………うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
まだだ!!
なんで、僕は……
いつだって、守りたい人を守れずに目の前で……
あの少女の時も――
フレイの時も―――
そして…
今まで、僕を包み癒してくれていた…ラクスでさえも……
なにが、最高のコーディネイターだ!!
大切な人を守れやしないで!!
なぜ…僕と関わると…
なぜ…守りたいと思う人は…
目の前で消えていくのか…
これが運命だと――
いうのか!?
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
あぁ、僕はもう…
人と関わって生きていたくはない。
でも…死ぬことは許されない。
あの時、フレイの想いが守ってくれた……
そして、ラクスは後を追う事なんて…許してはくれない。
僕は、これから罪を背負って生きていくのだ。
運命は回る…
世界は、また回り始めるだろう…
でも、僕はもうイヤだ…
END
あとがき
いきなりですがすみません。m(__)m
死にネタでございます。
以前、ネタを見た時、
・ラクスは子供を庇って死亡
・キラは目の前で見ていた
・その後、キラは行方不明
とういうのを読みまして、書いてみました。
でも違う話では、キララクは生きてて、双子?の子供までいるという情報が…
まぁ、なんにせよ始まる前の妄想なので不快になられた方には深くお詫びいたします。
'04/5/30
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